アーティストブログリレー

ARTIST BLOG RELAY

こんにちは、Antennaの雰囲気を担当している市村です。


20日がAntennaのブログの担当日なのですが、少し過ぎてしまいました。。
次こそはばっちり期日を守るつもりだったのに、情けないですね。。


さて、前回のブログで、次回は田中のインド話か市村家のヤギの話かなと書いたところ、若干一名様より奇跡的にリクエストをいただいたので、今回は市村家のヤギの話です。


何の話やねんと、お思いかもしれません。
なんてことはないのです、市村家にはヤギがいます、ということです。
ただ、なんかすごいんですよ。


今年の1月に市村家にヤギが来ました。
ことの発端は、父親がヤギがほしいと言ったことでした。
父は長野の生まれで、まだ子供の頃は家にヤギやニワトリなど飼育して、卵や乳を得ていたそうです。
そういった父の昔の記憶も相まって、市村家でヤギを飼うことになりました。


来た当初はこんなに小さかったです。
角も大して生えていないし、レンズ豆みたいな糞をしてました。
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で、飼ってみて初めてわかりました、草食動物ってすごいっす。


干し草やその辺の葉っぱとか、野菜とか、食べます。
それしか食べません、その他は食べられません。
ヤギは牛とかと同じく、食べた草を胃の中で発酵させてそこからエネルギーを得るそうです。
ほとんど栄養のない干し草を食べて、自分の腹ん中で栄養作れるのです。

ただ消化、分解する、だけではなくて、発酵させて栄養に換えるというプラスの作業が行われている。

そのために胃の数も4つくらいあって、発酵タンクで発酵することで体温も上がる、体温を維持することで発酵タンクがきちんと機能する、また、食べないと発酵タンクが働かなくなるので定期的に食べ続ける、というようなサイクルです。
そのために、食べることが生命活動を維持することに直結しています。


ふと、思います。
僕たちも根本では生命活動を維持するために食事をしているはずですが、なんだかその本質の部分からはずいぶんと乖離してしまってる感じがします。


それから、ヤギの糞は本人の意思と関係なく出てくるようです。
エサ食べると、押されるのか、食べながらポロポロポロポロ。。

でもこれがすごいのです。

先ほどから言ってるようにヤギは草食なので草を食べます。
ただ、ひたすら食べ続けると植物も枯れるし土も痩せます。

でもヤギは草を食べながらポロポロポロ。。
このポロポロ落とされたものは、草を細かく砕いて(ヤギも反芻するので臼歯ですりつぶしてあります)発酵させたカスなのです。
これってすでにめちゃくちゃいい状態の肥料になってるのです。


つまりヤギは草を食べながら、その場所に肥料をまいている、ってことは土がいい状態になってまた草がよく生える。また食べる、肥料まく、、、、、の繰り返しです。


なんか全ての関係が自然に、そしてとても精度の高い状態で築かれて、維持されてます。
そして循環してるのです。


そんなことを考えていると、また、ふと思ってしまいます。
僕たちも同じようにまた何かしらの輪の上を循環しているはずなのに、なんだかとても純度と、精度が低いような気がしてなりません。
サイクル、リサイクル、表面的な言葉ばかりがすごい早さで流れていって、何か見失ってしまってるのでしょうか。


そういえば、Antenna Mediaをオープンするための改装で出て来た廃材、オープン展でも一部を積んで展示してましたが、あれは僕の家に持ち帰りストーブに火を付けるための焚付けとして、市村家を支えてくれています。
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作品を作るとか、誰かと関わるとか、どんなことでも、自分のやっている行為と自分が生活していること、自分が生きていること、周りの人たち、環境、それらがもっと自然に無理なく繋がっていったらいいのにって思います。


そんな中、当のヤギ本人は、今日も、Antenna Mediaの廃材で火をつけたストーブの前で、ぬくぬくと過ごしておいででした。
1年でこんなに大きくなりました。
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さて、次回は、の前に、12月25日にAntenna Mediaでパーティーをします。
19時ころから、どなたでもお越しいただけますので、ぜひみなさん遊びに来てください。
場所はこちらです。http://www.antenna-media.com/map.html


そして田中くんのインド話はAntennaブログで報告していきます。
第1回目の報告ブログはもう上がっています。
こちらもぜひご覧くださいね。http://antennalog.exblog.jp


次回は、まだ、未定です。
薪割りの話とかにしようかな。
あ、次回はもう新年ですね。


今年も1年たくさんの方に支えられて年末を迎えることができました。
ほんとにありがとうございました。
来年もまた、どうぞよろしくお願いします。


それでは、みなさん、よいお年をお迎え下さい。


では、また。
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市村恵介

いよいよの年の瀬へ、
日ごと華やいでいくこの頃ですね。
寒くなってきましたけれど、風邪などひかれていませんか?


あれから、北九州「西日本工業倶楽部」、熊本「NINi」、鹿児島「かねじょう」、
東京「THE GLOBE」、千葉「DIC川村記念美術館」、沼津「THE BLUE WATER」、
岡山「サウダーヂな夜」、広島「musimpanen」 へと、行ってきましたよ。
広島ではじまった展覧会「フラジャイル室内楽団」にも。


どの街のどの夜も、まさに百花繚乱。
こんなにも彩り豊かに花ひらいている、日本各地の文化。
奥深くて、美しくて、嬉しいですね。


ところで、2011年はいかがでしたか?


今年は、激しい衝動に突き動かされて「mama!milk / Nude」が、
そして、夢中で笑いたくなって「yuko ikoma / フラジャイル室内楽団のための組曲」が、
生まれてしまいました。
私たちの奏でるささやかな音楽ですら、社会を映す鏡だと知って驚きました。


どんなに海や土が汚れていっても、
結局はその中で、笑ったり、泣いたり、努力してみたりするしか無い私たち。
2012年はどんな年になるのでしょうね。


そう、この5年間で6枚のアルバムを発表させていただきました。
思えば本当にありがたいこと。
皆々様、とってもたくさん、ありがとうございます。


2012年はアルバム制作はちょっとお休み。
そのかわり、まだ見ぬ街も旅したり、新しいプロジェクトのスタートを切る予定。
是非、また、色々ご一緒しましょうね。


では、素敵な年の瀬でありますよう。
うんとあたたかくおすごしくださいね。


かしこ
祐子
mama!milk

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[京都] 来週12月20日の、flowing KARASUMAでのコンサートのためのリハーサル中。
とってもよい感じ。コントラバス 清水恒輔さん、トロンボーン 井登友一さん。
2011年12月15日 photo by yuko ikoma

制作期前の労働期で日々は内省から離れて身体レベルでのエクササイズな感じでした。そういう時期もまた"良し"(何かのエチュードであり、肥やし)なのですが、今回はその間にもふらりと観に行っていた映画のことでも書くかな? と思います〜。


ドイツでいちばん好きな映画監督と言えば。ヴェンダース、ではなくて、わたしならヘルツォークをあげちゃいます。
ヴェルナー・ヘルツォークの映画の中でひときわ異彩を放っていた俳優("怪優"とよく表現されている)クラウス・キンスキーの没後20年ということで、このところヘルツォーク作品に映画館で再会できる機会に恵まれました。
ヘルツォークに出会ってからすぐにそのとりこになったのは、やはりその創造性にシンパシーを感じたからなのです。
プロセスや出演者との関わり方、演出の仕方、それから純粋なものに対する思い、カオス渦巻く多様な人格を認めることのできる中世の感性。もちろん、意志の強い冒険家的な創造者であるヘルツォークのまねなどとても出来るものではないのですが。とっても敬愛、信奉~。
荒ぶる神のような創造的なエネルギー、人間の深く繊細な洞察、それから審判者(さにわ)としての客観性。それらを兼ね備えたものに圧巻されるのです。
ヘルツォークの映画では主に主人公は敗北します。おそらくその純粋さゆえに。社会でははみ出してしまう。しかし無垢さ純粋さを忘れたくない私たちはやはりハッとしてしまう。また壮大な物語には地球的なエロスがあるのです。
ということで、ヘルツォークはおすすめですヨ、というお話でした。
クラウス・キンスキーが出ている作品群も良いのですが、わたしは『シュトロツェクの不思議な旅』『神に選ばれし無敵の男』も大好きです。
いずれも俳優さんではない人が出演しています。『シュトロツェクの不思議な旅』の方はブルーノ・Sという辻音楽師、『神に選ばれし無敵の男』の方はストロンゲストマンで優勝した本物の力持ち、ヨウコ・アウラが出ています。しかしクラウス・キンスキーもまた他ではもてあまされる不世出の社会からはみだした人物だったのです。
そういえば、ハーモニー・コリンの『ジュリアン』にはヘルツォークが出演していました。へんなお父さんの役でした。あの映画は皆へんなんですが、映像のざらつきがうっとりするくらい美しくて好きです。完全なる絶望があって、ならば自分で美しい風景を作り出してやろうという気概が感じられます。それは『ガンモ』にも共通すると思います。


ロベール・ブレッソンのニュープリントは、これまた再見しておこうと思い通いました。
ブレッソンは『バルタザールどこへ行く』『少女ムシェット』をはじめとし、ごく希な上映の機会に繰り返し見て来ました。
今回は『スリ』と『ラルジャン』。映画職人~。すばらしい、泣けます。(いえ泣くのは私だけかもしれませんが、、、ブレッソンもツボです)
メディアはメッセージ ならぬ 手法こそがメッセージ とでもいうのでしょうか。
社会は小さきものを黙殺します。ムシェットの怒りはイヴォンの怒り。ブレッソンの映画はその手法の素晴らしい魔力に気持ち良く圧巻されながらも、物語の終末は不透明です。その不透明さはそのまま社会の不透明さです。『ラルジャン』で言うと、何気ない日常の小さな無関心の積み重なりが悪意の芽となり、大きな破壊と絶望をおこすに至る。こう書いてみるとなんだか原発やら水資源やらデフレやらの問題と同じように思えて来ます。
先日、岩井俊二監督が『friends after 3.11』に関するコメントで語っていたことを思い出しました。「・・・ようやく敵の姿を見つけた!と思ったら、よく見るとそれは自分の背中だった」というような内容でした。
私たちが社会に順応するためには無意識や無関心というチャンネルが働いているおそれがあるのです。
その小さな無関心の積み重ねがもたらすものをブレッソンが冷静に必要最低限のシンプルさで垣間見せてくれる。(※『ラルジャン』は原作はトルストイです)
ところで俳優さんでない人を使って映画を撮るということも、おそらく多くの人がブレッソンに学んだところがあると思います。
そして、わたしはと言うと、作っているものは全く違って見えても、全く"足もと以下"でも、これらの監督から大きな影響を受けていると思います。


ヴェルナー・ヘルツォーク『氷上旅日記』とロベール・ブレッソン『シネマトグラフ覚書』。貴重本なり?

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今日は繰り返し見ている映画についてでした。
忙しくなるとなかなか映画通いできなくなるのですが、スパイク・ジョーンズの『INVITATION』は楽しみにしておこうと思ってます。


それではみなさま良いクリスマスとお正月をお過ごし下さいね。。。

 こんにちは、原 摩利彦です。もう12月になりましたね。11月は勝負の月でしたが、何とか乗り切りました!


 さて、11月は久々に海外でのライブがありました。ナントにあるLe Lieu Uniqueという施設が、僕ソロとrimacona(ボーカル柳本奈都子と組んでいるユニットwww.rimacona-lab.com)を招待してくれたのです。(航空券が来たのは出発の3日前でヒヤヒヤしましたが...)



 今回はツアーではなく、1公演のみで、公演の前にレコーディングが予定されていたのですが、相手側の都合で中止になり、ゆっくりをナントの街を楽しむことができました。非常に静かな街で、ゆったりとして、朝は教会の鐘の音で目が覚めます。例年この時期は、しとしとと冷たい雨が降るようですが、幸いずっと天気に恵まれ、暖かい日が続きました。そのため夜になると街中に人々が溢れ、ディナーを楽しんでいました。



 会場のLe Lieu Uniqueはビスケット工場跡を文化施設に作り直したもので、大きなギャラリー、ホール、バーにレストラン、アーティスト制作スペースなどがある総合施設です。コンサートのオーガナイズは、2009年に京都のVilla九条山に滞在していたMANのRasim Biyikli。出演は彼自身と、パリからTomoko Sauvageさん、rimaconaと僕でした。大きく扱ってくれて、会場の冊子ではパティ・スミスのとなり(写真はいかにもですが...)。パティ・スミスのライブにも招待してもらい、とても楽しみました。「Don't forget to dream!」というストレートなメッセージに感動しました。(ステージには赤いバラがあって...)



 楽屋は非常に広く、憧れの楽屋でりんご生かじりもしたり。音響も照明もしっかりとスタッフが進めてくれて、気持ちよく準備できました。(ライブの時の写真がまだ手元に届いておらず、今回はアップできないのです。すみません。)今回は緊張よりも早く演奏したいという気持ちの方がはるかに大きくて、思い切り演奏することができました。反応もとてもよく、たくさんの人に声をかけてもらいました。




 摩利彦ソロセットでは、ピアノソロの他、祖母のフィルムを使ったパフォーマンスもしたのですが、最後の最後でスライドプロジェクターの電球が切れるというアクシデントがありました。何十年も電球を替えてないので当然ですね。最後の方でよかったです。



ライブの次の日には、ナント三大陸映画祭のインタビューを受け、ピアノの即興をレコーディング。その他、柳本の声がジングルに使われています。


 まだ1カ月も経っていないのに、もう随分と前のように感じます。ずっとお家に泊めてくれ、毎日おいしい料理とワインを出してくれたマダム、マリー・クリスティーヌに心から感謝。


帰国後はすぐに法然院での「第2回 悲願会」、そしてクラブメトロでの「ATAK Dance Hall」でした。前者にはVilla鴨川に滞在していたNina Fischer & Maroan el Saniの撮影も入りました。


 そして桑折現さんの舞台『boat here, boat』。このことは近々、桑折さん自身がブログに書かれることでしょう!!

今年も、もうわずかですね。
去年今頃、片付けようと思っていた荷物が、いまだに片付いていなかったりします。


さてさて、只今絶賛会期中!!「水野勝規 ライトスケープ」にて、先日アーティスト
トークをしてきました。
始めはギャラリーツアーみたいかなと思っておりましたが、お客さんの邪魔になるといけないため、別の部屋での90分トークでした。


正直、90分もアーティストトークした事なかったので、とにかくあれこれと過去作品の
記録写真を用意してのぞみました。
今回の展示の事は最後の方に話せば良いかと思い、今のスタイルを始めた頃の話からツラツラとお話ししました。
頭の中ではある程度、段取りが出来ていたのですが、実際話すと思いのほか時間がかかっていて結局、今回の展示のことを話す時間がなくなってしまいました(汗)
でも、お客さんから話の途中途中でご質問があったりし、とても良かったです。
出来れば後、30分欲しかったです!!
しかし、大学の講義とかで90分きっちり終わる先生とかって凄いなーと思います。


今のスタイルで制作し始めて、約8年ぐらいたちますが、改めて振り返ってみると
色々と波があったなと、しみじみ。作品自体はにあまり波はありませんが=(笑)
飽き性な所があるので、よく続けて来れたな=と自分でも不思議に思います。
そしてこのブログも。


まだまで、絶賛会期中なので、ポロック展を見に行くついでにチラリとお立ち寄りく
ださい。宜しくお願い致します。


さて、少し早いですが、良いお年を!!


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昨日、鎌倉"moln"での個展の搬出でした。
素敵なお店が詰まった建物です。 → http://cloud-bldg.jp/
今回の個展のテーマは表面的には"サーカス"でしたが、内面的には"人の記憶"について。
幼い頃見た記憶の中のサーカスを辿りながら、自身の記憶に深く潜るのを楽しむ。
それを見る人も一緒に私の記憶を旅する事ができればなと思いました。


私自身、先の事を考えるよりも、過去を振り返る事の方が好きで、
懐かしい物を常に探してる気がします。
クリームソーダ、銭湯、豆腐屋、市場、宝物、金木犀の香...etc。
そんな物達を見つけた時のくすぐったさはなんともいえないです。


作品を作る時にも写真を撮る時にも、描く物や被写体自体に対してではなく、
その物から連想する自分の記憶に心が動いて描いたり撮ったりしてる事に最近気づきました。


↓これ、最近撮った自分の記憶が詰まった写真なのですが、
説明しなければ半分も伝わらない気がします。
でも自分としてはそれ位がちょうど良い塩梅かもと思います。


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今回の展示の内容を収めた新作絵本を、
手作り本のイベント"三条富小路書店2"にて展示販売中です。
→ http://bookyoto.web.fc2.com/


神戸の"deem"でも引き続き個展開催中です。ぜひ。
→ http://andart.jp/artist/ichikawa_tomoko/schedule/20110920_788.php

こんにちわ。ヤマガミです。


2ヶ月と2日ぶりに皆様にお目にかかります。なぜこんな失態を犯してしまったのかは、後述するとしてまずは告知させてください。
もう始まっておりますが、現在展覧会中です。


ヤマガミユキヒロ展【Sheltering Sky】
期間 11月29日(火)〜12月11日(土)
時間 11:00〜19:00
場所 gallery PARC(京都 三条御幸町角)
詳しくは http://www.grandmarble.com/parc/


作品は従来から発表しております、キャンバスプロジェクションの新作と旧作も出品しております。
初めての試みである鉛筆画プロジェクションの作品です。
もう残りわずかな会期でございますが、是非ご高覧くださいませ。


はい。
告知、終わりました。


え〜、まず2ヶ月間もブログをサボってごめんなさい。
「展覧会前だったので忙しかったのです」、というありがちないい訳は、いかがなものかと思いますが、その通りでございまして、実際、展覧会前でバタバタしてたからです。いや、「あ〜今日ブログの日だなぁ」と分かってはいたのですよ。そうです。確信犯です。一番たちの悪いやつですね。
しかし、ブログをサボってまで仕上げた今回の展覧会は、自分でも大満足の仕上がりになっております。作品が終わったときは、泣きそうになったくらい時間と気合いを入れました。ので、皆様見てください!(笑)


で、そろそろ本題ですね。


皆様、師走です。早いものですね。この一年どうでしたでしょうか?僕は今展覧会に費やした一年でした。
というか、絵画の一年だったと言うのが正しいかもしれません。
僕の多くの作品はタブローの上にプロジェクターで映像を投影した作品ですが、僕は映像作品として制作しているわけではなく、あくまで絵画の延長としてやっているわけです。絵画をスクリーンとして使用しているのではありません。逆に映像を新しい絵の具として捉えているわけです。毎作、画家脳で制作していますが、映像部分を編集しているときはどうしても映像脳になります。当たり前ですけどね。コンピューターでの作業というのは、とても数学的で、よく「直感的に〜」とかソフトウェアのキャッチコピーになってますが、「直感的な数式」程度のものです。やはり組み立てや作業は感覚的にとは行きません。逆に絵画は、基本的には感覚的なものです。数学的な方法論も出来ますが、一般的にはやはり感覚的ではないでしょうか。
僕は今まで、「ある程度数学的な絵画」と「ある程度直感的な映像」という捉え方で、制作を進めてきました。ま、これでもしっくり来ていましたし悪くはありません。作品によってはまたこのバランスで制作すると思います。
今回の作品はこの方法論をすこし変えて「精密な絵画」と「ドローイングみたいな映像」という捉え方で作業を進めました。まぁ、結果的に「ずっと絵画脳」という形になりましたね。先述したとおり、映像編集中はどうしても映像脳ですが、極力絵の具として捉える事に努めました。今回の作品の質がこちらの方法論の方があっていたためですが、結果的に良い結果が生まれましたね。
映像の独特の考え方であるレイヤー構造は、残念ながら絵画にはありません。手前、奥、その奥という考え方や、絵の具のグラッシなどもレイヤー的方法論ではありますが、それでもそれを一般的にレイヤー構造とは呼びません。僕は、制作中常に絵画上にも映像部分のレイヤー構造の考え方を持つようにしてます。なので、絵画制作中に少し映像脳での考え方をしているのかもしれません。最終的に映像を絵画上にグラッシするのです。
*グラッシとは、薄く溶いた絵の具を乾いた絵の具の層の上に塗ることです。


と、まぁなんとも偏った絵画な一年でしたが、来年も負けじと制作の一年にしていきたいと思っています。
ブログをサボらない、というのも来年の抱負として本年のブログを締めくくりたいと思います。


それでは皆様、大好きなアートと共に、良いお年を!


ヤマガミユキヒロ



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