
暑い日が続きますね。
撮影で外にいる時間が長いので、大変です。
さて、ちょいと良い本があったのでご紹介。
本の安売りで、色々物色していたら気になる本がありました。
「大人のためのフィンランド式勉強法(著:小林朝夫)」という本です。
http://goo.gl/NReSI
前、テレビでフィンランドの教育の特集があってそれ以来、気になっていたのですが
何とも偶然の出会い。
2006年度国際学習到達度調査(PISA)により、フィンランドの教育は世界一位と認定されたのですが、あまり知られていません。年間の平均授業時間数が日本よりも少ないのにトップ。なにより、塾がないらしく、子供は学校だけで学習しているとのこと。
ゆとり教育にして時間数を減らした日本よりも少ないのが驚きです。
そもそも、学ぶ事に対しての姿勢が違います。
フィンランド人は常に「楽しく生きよう」「楽しく学ぼう」という気持ちを持っていて、人生を楽しむ為に学習するという考えが教育の根元にあるそうです。また、国自体が国をよりよい国にするために必要なものが、何においても「教育」である言い、とても大切な政策であると位置づけています。日本のようにコロコロ換わる政策とは大違いです。
なにより凄いなと思ったのが、教育をする側も受ける側もみな「学ぶ」ことに真剣であるというところ。後、日本と違い教師は特殊技術を持つ専門職という扱いで、とても尊敬される職業みたいです。ほんと日本の教育とは180度違った教育です。
論述過ぎる本でなく、読みやすいのでとてもお薦めな本です。

京都タワーで開催された「夜ふかし市5」にライブペインティングで参加しました。
私は小心者なので、家で何度も練習していました...。
展覧会とも違う、小さい頃のピアノの発表会に似た緊張でした。
写真は完成した"京都タワー人間"。
私、タワーが好きなので、今回ほんとにドキドキしました。

イベント自体もほんとに盛り沢山で楽しかったです。
マッサージ、古本、おもちゃ、雑貨、似顔絵...色んな文化が入り交じった多彩な顔ぶれ。
中でも、"はまぐちさくらこxデジx 内田ユッキ"さんのライブペインティングが最高でした。
ライブペインティングの概念が根底から覆る程の衝撃。
久しぶりに心が動きました〜。
安藤明子さんのライブもとても良かった。
会場は賑やかだけど、安藤さんの周りだけ空気が止まるような。
すごい透明感でした。
今回のイベントには、"Nowhereman"さんにお誘いいただきました。
ライブペインティングで描いた絵も買い取ってくださり、もうほんとに感謝。
"Nowhereman"さんは、自作の詩を基に洋菓子を作るというコンセプトで、
毎週月曜の夜だけ京都の「Lagado研究所」で販売されるという蜃気楼のような物語のような事をされてます。
その詩や洋菓子に私もとってもはまっています。
そんな訳で、憧れの人に会えたり、色んな出会いのある、すごく刺激的な一日となりました。
日頃刺激の少ない日々を送っているので、翌日呆然としてしまいました。
当たり前の事ですが、「今」とは常に矛盾と葛藤を抱えているものです。
「過去」にある理想を求めて選択してきた物事、得たものがあれば当然のように欠けてゆくものもあります。
今私たちが直面している様々な問題は、親の世代、祖父母の世代が選択した「未来」から生み出されたものであり、私たちがこれから選択する「未来」から生み出される矛盾や葛藤は、私たちの子供の世代に引き継がれていきます。
良い悪いという尺度ではなく、そのようにして歴史は続き、矛盾や葛藤があるからこそ今の私たちは考え、選択をしていこうとします。
そして、「考える」ことと「つくる」ことは似ています。
互いに補完し合う関係という方が近いかもしれません。
あれこれ考えてはみるけれど、考えるだけでは何も進まないし煮詰まってきます。
なにか具体的な行動に移すべきなのでしょうが、なかなかその段階にまで自分を持っていけません。
そこでもまたある種の思考が枷になっているようにも思います。正に堂々巡りです。
そんな時、何気ない制作行為によって煮詰まった思考が解けていくような感覚を味わうことがあります。
特に難しいことをしているわけではなく、その時の思考と行為が直接関係しているわけでもありません。
紙を破いたり貼ったり、木を切ったり組み立てたり、それを燃やしたり。・・・まぁ最後のはアレですが。
最近ではそこに描くことも含まれてきました。
一つ一つの行程は特別難しいことをしているのではなく、その気になれば誰にでも出来る事ですが、それを積み重ねることで何かが生み出され、それが時に熱くなった頭を冷やし、塞き止められた思考を流してくれます。
実際に手を動かすことがそうさせるのかもしれません。
そして、多分そこに美術というカテゴリーはあまり意味を持ちません。
単純な行為の積み重ねが何かを生み出し、思考に作用する。そして生み出されたものに対してまた思考を働かせていく。
「つくる」ということの根源的な意味がそこにあるような気がします。
果たして、今私がしている行為は「未来」に対して出来うる最善なものであるのか、そもそも私自身はそれを目的につくることをしているのか、まだまだ確信を持ててはいませんが、私たちの選択が次の世代に引き継がれていく以上、考えなければならないことに違いはありません。
そしてどうにも私は考えているだけではすぐに煮詰まってしまう性分ようです。
「考える」ことと「つくる」ことのバランスは難しく、あまりプリミティブになり過ぎるのも考えものですが、自分に合ったやり方で少しずつ選択していくしかありません。
どれほど遠大なことを考えていても、いつも出来ることは目の前にあることだけです。
ここ数日暑いですね。
京都の園部というところ、38度だったらしいです。
私はまもなく始まる2つの展覧会のために制作中です。
ひとつは大阪アートコートギャラリーで、8/19から。
もうひとつは東京のギャラリーαMで、9/3からです。
どうぞご高覧下さい。
詳しくは私のスケジュールのところからご覧下さい。
今制作中なのは東京での展覧会への作品です。
この制作の流れが自分の中で面白くて、思考がループしているのがよく分かります。
面白いと言えるのは今だからで、途中段階では苦しいものでした。
(まだ制作中ですが)
それは結論のない思考のループです。
思考がループするということは少しネガティブなようですが、
それが良くも悪くも私にとって一つの特徴でもあるのだろうかと思っています。
なにかを完結させることが私の目的でもないので、私にとっては先を展望することも意味の無い事だとたまに思うのです。
眺めが良ければ、何かに悩みそれを動機とする事ができないのではないでしょうか。
何かが見えかけたと思っても、また違う何かを発見してしまう。
また一度見た同じものも、同じものと認識するけれど、そのものの僅かな差異についても実感できていると思う時がある。
それは私に備わっている思考の範囲内でのことであり、
未完である事、見えない事、分からない事が無ければ、この世界を認識したいと思わなくなるでしょう。
また分かりすぎても、見えすぎても、この世界を認識したいと思わなくなるでしょう。
人は何かを捉えたいと思うけれど、捉えられないように出来ているのでしょうか。
同じような出来事がこの世界には点在しています。
そのどの部分を抽出したとしても、もっと見なければならないし、もっと動かなければならない。
そこでループしたとしても、変化がない事にはならないと信じています。
とても抽象的な表現ですが、最近そんなことばかり考えています。

今年の7月は今までにないくらい慌ただしく、かつ充実した日々でした。
大阪のアートフェア「ART OSAKA」と京都のneutronでの「OPEN FACTORY」は無事に終了しました。
(写真はOPEN FACTORYでの展示作品です)
たくさんの方にお越しいただき、本当に嬉しかったです。直接お話しできる機会もあり、とても励みになりました。どうもありがとうございました!
東京のneutronの「来るべき世界」と神戸の美容室deemでの個展は継続中です。引き続きどうぞよろしくお願い致します。
会期継続中の展覧会はあるものの制作はひと段落ついたので、ここしばらくは久しぶりにゆったりとした生活を送っています。次の作品の構想を練りながら、小さな作品を描いてみたり、写真を撮りにあちこち出かけたりしています。
去年の夏が個展を控えてバタバタしていたこともあり、今年の夏は去年に行けなかった場所へなるべく行くようにしています。
ハスの群生地もそのひとつ。

そして、前々から始めてみたかったことをついに始めました!
「写真部」です!(笑)
私は基本的に写真撮影にはひとりで出かけていたのですが、写真好きな人ともっと話をしたい...人と一緒に写真を撮りに行きたい(あわよくば人も撮らせて欲しい)...という気持ちが前から強くありました。
それでここのところ、「写真部...誰か入りたい人居ないかな...?」と聞えよがしにつぶやいてみたり(うっとうしい?)、時には情熱的に「一緒に写真部やりませんか?!」と声を掛けてみたりしているうちに、ついに実現することが出来たのです!!
先日、記念すべき第一回目の写真部を行って来ました。それはもう本当に楽しかったです。

人と撮影に出かけると、自分とは違うポイントでカメラを向けることが分かり、面白いなあと思います。楽しいだけでなく、勉強になることがたくさん。メンバーが皆作家さんなので、今までなかなか話せなかった制作や発表の話も出来て、それもとても刺激になります。仕事の環境などから作家さんと日常的にお会いする機会がなかったので、それも私にとっては嬉しいことです。
個人での制作はもちろんのことですが、写真部の今後の活動も精力的に行えたらいいなと思います。
というわけで今年の夏はいつもよりちょっと健康的に日焼けしています。
年齢的に日焼けが肌に良くないのは分かっているのですが。真っ黒に日焼けした、たくましい夏の子供たちを見ていると、なんだか自分も無邪気に太陽の下を駆け回りたくなってしまうのです。
こんにちは。ヤマガミです。
ガリガリなアイス君がとても美味しい季節ですね。
先月の半ばくらいに、また撮影のため東京へ行って参りました。映像系のアーティストの方も&ARTに参加されているので、事情は分かって頂けると思いますが、なんせこの季節の撮影は、地獄でございますね。長時間のロケを必要とする作品の場合は、熱中症との戦いのような感じですね。水分・塩分・日焼け止めが必須アイテムです。端から見れば、かなりの変人ですよ。街中で、猛暑の中、ただ、じっと、カメラの液晶を見つめる男。This is HEN-JIN
今回の撮影では、静止画と動画の両方の撮影だったので、必然的に荷物が多くなります。ここを楽してコンパクトにすると、せっかくのロケに行く意味がないので、妥協せず、いつも大荷物で出かけております。僕のメイン機材のビデオカメラは、HD黎明期のカメラなので、やたらとでかくて、重いのです。ただ、割と撮れる画の色が好きなので、買い換えるつもりはなく、ずっと使っております。
ただ、こうゆう遠方での撮影時で、さらに猛暑や、雨の日や、極寒の日なんかには、このでかくて重いビデオカメラが移動時の最大の仇となり、憎しみを覚えるほどです。
今回は静止画も撮影だったので、デジタル1眼も持って行きました。と、いうか、今まで持ってなかったので、急遽今回の撮影用に購入したのです。最近の動画も撮影出来るやつです。以前は借り物で、デジタル一眼の動画撮影をしたことがあったのですが、あくまでお遊び程度にしか撮影しませんでした。
今回は、せっかくなのでロケに行く前に自宅スタジオにて入念に撮影実験をしました。結果は実に普通にキレイに撮影出来ました。あらま。世代交代の時期が来たのかしら、と思ったのですが、念のため先月の撮影にはデカイビデオ君も持って行きました。だって、値段がね、1/8位なんですもの。画質が同じだなんて認めたくない自分がきっとどこかに居たのでしょうね。
ま、結論から言うと、デカイビデオ君は、一日中ホテルで待機、軽量なデジカメさんが、フットワークの軽さを最大限活かし、大活躍。機動力も大切ですね。
「飛べない豚は、ただの・・・」
うむ。みなまで言うな、わかっておる。
しかし、今まで苦楽を共に歩んで来て、我が作品の一端を担ってきた機材をそう易々と手放す気はありません。
と、ドナドナのメロディーを口ずさみながら、この文章を書いております。
2004年の9月25日、実は「NAMURA ART MEETING VOL.00」に参加していました。僕は夜におこなわれたイヴェント "NAMURANITE" にVJ要員で呼んで頂きました。
ライヴ・アクトにはTOWA TEI氏や高谷史郎さん、南琢也さん、そしてレイ・ハラカミさんなど、すごい人たちが顔を揃えていたこともあり、僕も相方の尾崎も多いに張り切っていました。残暑の厳しい中、撮影で高谷さんたちとクルージングをしたり、連日徹夜で会場の仕込みをおこなったり、とてつもなく大変でしたが、駆け出しの僕にとっては多くを学んだ貴重な日々でした。イヴェント本番もすごく盛り上がり、最高に楽しかったです。
会場となった STUDIO PARTITA は、ステージのすぐ裏に楽屋があります。イヴェントの本番中、VJの休憩で僕が楽屋へ戻った時に、ちょうどハラカミさんもひとりで楽屋にいました。ライヴの直前でした。その表情は打ち合わせの時もリハーサルの時も、いつも笑っておちゃらけているそれとはまるで対極でこわばっており、一瞬ドキッとしたのを覚えています。楽屋に入った僕に気づくと、「本番前になるといつもダメなんだよねー、何回やっても慣れない、ビビっちゃって。ここらへん器が出るよなー」という感じで、いきなりくだけてみせました。そのギャップにびっくりしたせいか、今でもよく覚えています。
そんなハラカミさんの音と、高谷さんの映像によるライヴは、本当にかっこ良かったです。
2011.08.05
intext 見増勇介