アーティストブログリレー

ARTIST BLOG RELAY

初めて書いたブログリレーの記事が2009年の10月。
かれこれ5年です。
僕の場合ブログリレーに関しては、書いたり書かなかったりと気まぐれな更新でしたが...、
なんと、これで書き納めです。(いざとなると少しさみしい。。)
なんと、ブログリレーは10月で終了してしまうのです。(&ARTのサイトは続きますよ☆)
というわけで、この5年を少し振り返ったりしてみようかと思います。


2009年の10月といえば、個人的にはちょうど結婚した時であります。
2007年に大学院を出てしばらくの間は、仕事と制作のバランスや切り替えが難しく、「制作を続ける」ということ自体がけっこう大変だったのですが、段々それにも慣れてきて、制作すること自体はできるなー、という頃でもありました。
そのような中で、結婚をして、引っ越しをして、クルマを買い替えて、と僕を取り巻く、生活の諸々がまた激しく変化していきました。
環境の変化という意味では、2012年に子どもができたことも大きな変化の一つです。僕の中の価値観みたいなものも少し変化したように思います。
まあ、誰でも5年の間には色々あるとは思いますが、思い返せばバタバタとしながらも充実した5年間でした。
そして制作環境はついては、常に変化していっていく方が良いのかもしれないなあ、と最近になって思えて来ました。まっただ中にいる時はとてもそんなことを思う余裕は無いのですが。。


さて、具体的にこの5年間で、個展やたくさんのグループ展に参加させていただきましたが、印象深いものをふたつあげてみようと思います。


まずひとつは、百貨店での展示。
作品の内容に関してももちろんそうなのですが、どこで作品を発表するかというのは作家にとっては自分の立ち位置を示す重要なポイントの一つです。現在のアートマーケットみたいなのを見ると作品の販売は百貨店だけが担っているわけではもちろんないのですが、僕の場合「作品を売る」ということを強く意識させてもらった機会になりました。


そして、もうひとつはそれとはまったく別のベクトルの高尾小フェス。
基本的には有料イベントなので、まったく別というのは違うかもしれませんが。
高尾小フェスでは、自身が作家という立場以外に、他の作家さんに声をかけて出品を依頼したりと実行委員の役割をしています。自分の作品(絵画)を作るのとはまた別のスケールでのモノ作りをしている感じで、ちなみに今も次回のフェスを画策中です。


このふたつは僕の作家としてのやりたいことを象徴しているように思えたので、ピックアップしてみました。まだどちらも発展途上という感じではあるのですが、やるべきこと、自分の成長すべき部分というのは比較的はっきりしているように思います。
この5年間で、見つけた自身のやるべき方向性をこれからの5年間でどれだけ伸ばしていけるか、というのが今後の勝負どころかな、と。そんなふうにして30代を駆け抜けることができれば良いなと思います。


そんなことを目標に掲げつつ。
個人的にはつたない文章、途切れ途切れの更新でほんとに申し訳なかったですが、読んでくださっていた皆さま、本当にありがとうございました。
また、こちらも途切れ途切れではあるのですが、僕の個人ブログは引き続きやっていきますので、そちらもよろしくどうぞ。
それではまた☆

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先月のブログリレー、やってしまいました。(書き損ねました。)
すいません。
さて、気を取り直して今月からリスタートします。
4月初旬は「流れる風景」というグループ展でした。
大阪の2kw galleryで、川口洋子さんと吉村昌子さんと3人での展示で、一応テーマとか僕が企画したものです。
「風景」を僕とは別の切り口で扱っている作家としてお二人に声をかけさせていただきました。
搬入作業や、会期中におこなったアーティストトークを通して、それぞれの作品についての意見を交わすことができておもしろかったです。
自分の作品内での興味の対象(テーマ的なもの)が、以前は「人と自然の在り方」だったのが「世界の構造をパターンとして捉える」というところに徐々に移ってきていることも感じました。少し新たな展開が見えつつあります。
とは言え、全然別のテーマになったというわけではありません。もっと一気に変える勇気があれば良いのですが。。
まあ、地道にやっていくしかないですね。


それはそうと。
ツイッターとかで妙にツイートしまくってしまっていたのですが、グループ展の会期中に喉を痛めまして、声が出ない日々を経験しました。
ざっくり言うと、風邪で喉がイガイガ→アレルギー性の炎症も伴い声がガラガラ→とある仕事で喋りまくりポリープもできて声がカスカス&咳、という感じでした。初期の風邪気味のあたりで何かしらの対処をしてればよかったと後悔...。
そんなこんなで、こないだテレビでやっていた「変声芸人」の気持ちがけっこうわかりました。(奴の活動限界とか。。)
今はもうほぼ大丈夫なんですが、いまだに高い声が出ません。日常で別に高い声を必要としないので、とくに不便は無いですが、歌い手さんだったら大変でしたね。
でも、声が出なくて思い知ったのですが、僕の今の仕事は「喋る仕事」なんだな、と。(絵を描くの以外)
喋れないと仕事になりません。
自分のブログにも書いたんですが、体調が悪い状態で無理することが頑張るということではなく、ベストな力が発揮できるように体調を整えた上で頑張ることが本当に頑張るということなんだなあ、と感じました。
心配やら迷惑やらかけた皆さますいませんでした。


さて、5月。次の展示は6月に高槻の百貨店で個展と、京都のギャラリーでグループ展です。
もう少し近づいたら、また告知とかさせていただきますのでよろしくどうぞ☆

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前回のブログで書いた、大阪のART SPACE ZERO-ONE、そして広島のそごうでの個展が無事終了いたしました。
このふたつの展示は、自分の中でひとつの節目になる展示になるような気がしました。
今まで色々展示はしてきておりますが、なかなかこのような"節目"になるような展示はできないものです。
単純に内容が良かったとかっていうんじゃないのですが、振り返ってみると、「あれが節目やったな〜」といった展示がいくつかあります。
当然、常に全力(のつもり)ですし、毎回そうなるように努力はしているんですが。。


過去に節目になった展示は、たとえば大学2年生の時の学内展。
学内展の実行委員をやったりもしてました。
課題制作を展示するだけでなく、それ以外の"自主展"をしようと企画したりしてました。
自分の作品の内容的には、たいした展示もできなかったのですが、"ひとに作品を見せる"ということの、面白さをここで知りました。この経験をもとに、友人とグループ展を企画したりし始めました。
学生時代におこなった展示はどれも印象深く、ここでいう節目に、どれもがなったような気がします。
中でもCASOでの「ART CAMP」、そしてそこから発展させて、CASOを全館貸し切っての「Dot」なんかは、節目中の節目かもしれません。


大学を出てからは、なかなか手応えよりも悔しさが残る展示も多く、もやもやする時期もありました。
今回のふたつの展示がなぜ節目になったかというと、それぞれの目的がはっきりしていたということが大きいかもしれません。
まず、そごうでの展示はギャラリー大井さんの企画によるもので、大井さんはいわゆる画商さんなので"絵を売る"ということを大切にしておられます。一方、ゼロワンはアーティストの高須さんの企画によるもので、"いかに展示するか"あるいは"いかに鑑賞者と作品を対峙させるか"ということを大切にしておられます。
別に"相反する"というようなことでもないのですが、やはりこのふたつの展示は性格が異なることは確かです。
今回の展示を経験して、僕なりに考えをはっきりできたような気がします。
そして僕にとってはどちらの方が大切というわけでなく、どちらもを両立させたいなと思っています。


そして休む間もなく、次の展示の予定が入っているという。。まあ、今の感触のまま緊張感を持って制作できるのはむしろありがたいことです☆


【流れる風景】
会場:2kw gallery
会期:2014年4月7日(月)~4月19日(土) 日曜日休廊
時間:12:00~19:00 (土曜日は17:00まで)
出品アーティスト:川口洋子、長谷川一郎、吉村昌子
※4月12日(土)16:00〜 レセプション&アーティストトーク予定

さて2月です。
今年の1月は2月の個展(現在開催中)に向けて、制作してたらあっという間に過ぎていきました。


2月の展示は、大阪の「ART SPACE ZERO-ONE」と広島の「そごう」の2カ所です。
百貨店で展示するのは初めての経験で、まだ会場に行っていないのでどんな感じかはわかりません。
でもZERO-ONEと同じ時期に出来るのはなんとなく面白いな〜、と感じています。


大阪のZERO-ONEというのは、美術作家の高須健市さんの運営するスペースです。
昨年の高尾小フェスを企画している際、高須さんに出品してもらいたくて、僕の方から連絡したところ快諾。
そして逆に、「ちょうど展覧会のお願いをしようと思っていた」と、高須さんからオファー返し。
なんだか相思相愛で企画を進めていきました。


一方、広島のそごうはというと。
昨年の個展をしたギャラリー大井さんの企画です。
昔からカープファンだった僕は、勝手に広島にご縁を感じております。
高校時代の部活の遠征で行った以来、広島には行けてなかったのですが、こういう形で行けるとは!と喜んでおります。
というわけで、広島を諸々見学してまわろうかと企み中です。


ZERO-ONEとそごう、それぞれ全然方向性の違う「展示空間」ではあるのですが、両方ともに何か縁を感じる今回の展覧会二つ。
僕自身年齢的にも30代半ばを折り返し、これから益々がんばらねばと思わせてくれる展覧会です。
ぜひぜひご高覧くださいませ☆


【ART SPACE ZERO-ONE 企画展 #3 とひと[景と人]】
会期:2014年2月1日(土)~2月22日(土) 
会場:ART SPACE ZERO-ONE
※上記期間中の不定期開廊となります。 ギャラリーウェブサイトのカレンダーをご確認ください。
http://kenichi-takasu.com/zero/


【長谷川一郎 展】
会期:2014年2月4日(火)~2月10日(月)
時間:10:00~20:00 (最終日は17:00まで)
会場:そごう広島店 本館8階美術画廊


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明けましておめでとうございます☆
「今年は書くぞ、ブログリレー」を合言葉に頑張ります。
(実際書くと、別に頑張るというほどのことでもないように思うのですが...)


そんな2014年ですが、もうすでに4日間が過ぎました、恐るべし。
正月は実家に行ったり、親戚の家に行ったり、初詣をしたり、まさに「THE 正月」という感じでした。
結婚をして子どもができてからは、こういうのもいいもんだなー、とつくづく思うようになりました。
結婚をすることで、血縁ではない親戚が増えて、そちらのお宅にお邪魔したりしたのですが、こういう「縁」というのは大切にしたいと思っています。会った回数でいうと、本当にたいした回数ではないのでしょうけど、「他人」ではないんですね。とくに子どもができてからは、なんか子どもが間をつないでくれているという不思議な感覚が芽生えました。
自分の作品のテーマ的には、このような個人的な感情は排除して、少し人間目線から離れたところから人間の存在を見つめようとしているのですが、つまり作品の理屈でいくと、「世界には喜びも悲しみもない」とも言えるのですが、僕個人はというと喜んだり悲しんだりしまくりです。そこに整合性がないような気もしつつ、作品は作品、僕は僕という、ふたつの世界を行ったりきたりできたら面白いかも、と思いはじめました。
「子どもができて、作品とか制作とか変わったりしたんですか?」の質問には「別に変わらない」と答えていたのですが、静かに動きつつあるかもしれません。まだ、「かもしれない」段階ですが。


さてさてそんなことを言いつつ、実は展覧会前なんですねー。
1月14日からはREIJINSHA GALLERY,Tokyoにて「ホルベインスカラシップ選抜展 VOL.2」が始まります。
おそらく残念ながら会場には行けそうにないのですが、よろしくお願いいたします。
で、その会場に行けない理由のひとつが、もうひとつの展覧会、こちらは個展です。
ART SPACE ZERO-ONEにて2月に予定しています。
慌ただしい1月ではあるのですが、これを乗り越えたら、少し落ち着いてじっくりと作品に向かってみようと思っています。さきほど書いたようなことも踏まえつつ。


それでは皆さまにとって素敵な一年になりますように☆
本年も何卒よろしくお願いいたします。

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先月のブログで書いた「神戸ビエンナーレ」ですが、12月1日で無事終了いたしました。
お越しくださった皆さまありがとうございます。
先月も書きましたとおり、大学のゼミみたいなので参加したのですが、会期中に他の出品大学との「交流会」がありました。
これは、もちろん各大学の教員も参加しているのですが、基本的には関わっている学生どうしでの交流をメインにしているものです。同年代の他大学の学生との交流は色々と面白く、刺激になったように思います。
僕はというと、自分が学生だったときは大阪のCASOでの「ART CAMP」で色んな出会いがあったなあ、と思い出しておりました。なんとかこうして制作を続けてこられているのは、この時の出会いが大きいように思います。
「ART CAMP」で出会った友人たちの現在の活躍はほんとに刺激になっています。
今回の神戸ビエンナーレが、参加した学生たちにとって少しでもそういう機会になればいいなあと、少し教員ぽいことを思ったりもします。
そしてこの交流会では、神戸ビエンナーレ自体の話(テーマ)とかも聞くことができました。その中で印象的だったのは、いわゆる「ファインアート」と呼ばれるもの以外も積極的に扱っている点でした。このことに関しては賛否両論あるみたいなのですが、だいたい物事は賛否両論あるものですし、とくに「何か別のこと」をしようと思うと必ず「否」はあるものです。これから神戸ビエンナーレがどのように発展していくのかも楽しみになりました。


さてそうこう言っているうちに、なんと年の瀬です。いつの間にか寒いです。
そんな中、今年最後の展覧会を京都市美術館別館でおこないます。
別館の2階なんですが、ここは空間が広くて大きな作品もドーンと展示できて非常に気持ちが良いです。
(とはいえ、今回の僕の作品はさほど大きくないとか...)
年末の忙しい時期ではありますが、ぜひぜひお越しくださいませ☆


「LA VOZ 19th EXHIBITION」
会期:2013年12月17日(火)〜12月22日(日)
時間:9:00〜17:00(最終日は16:00まで)
会場:京都市美術館別館2F (入場無料)
LA VOZ ウェブサイト

おぼつかぬ更新で申し訳ありません、お久しぶりです。
暑かった夏もどこへやら、めっきり秋になりました。
週末に京都のギャラリーなどへ行くと、観光客の多いこと、駐車場が満車ばかりです。。


さてさて、そんなこんなな最近ですが、僕はというと次の展覧会へ向けて制作中。
ありがたいことに、だいたい次の展覧会の予定は入っているので、いつでもそうなんですけど。
具体的には12月に京都市美の別館でやるグループ展「LA VOZ 19th EXHIBITION」が直近です。


それと、僕自身の作品を展示しているわけではないのですが、現在開催中の神戸ビエンナーレ(メリケンパーク会場)に、僕が非常勤で行っている嵯峨芸大の洋画チームで参加しています☆
「コンテナドローイングプロジェクト」と題して、アートインコンテナのコンテナ内に、ドローイングの展示をしています。このプロジェクトで今回の展示に向けて、学生たちとドローイングについてのディスカッションをしてきました。
プロジェクトでのドローイングの定義というか、だいたいのイメージは「完成をめざすものではない」というところが大きな共通意識としてありました。
そして僕自身、このドローイングについて考えるというのが、水面下での現在の課題になっているような気もします。
「水面下」という表現をしたのは、僕自身はドローイングの展示というものをしたこともなければする予定もないからです。今のところ。


ドローイングの展示をしている人とかを見ると、ある種羨ましいというか、すごいなあ、と単純に思います。
僕は、完成したキャンバス(等に描かれたタブロー)の作品しか、人に見せる勇気がありません。
なんか見せるもんじゃない気がするのです。
しかし、このプロジェクトのディスカッションを通じて、僕のはドローイングというより、「下描き」みたいなものだなあ、と思うようになりました。このへんは言葉の定義の問題のようなところもあるのですが、単なる下描きと、今回のプロジェクトでいうことろの「ドローイング」とは少し意味合いが違います。
「下描き」は完成を目ざすもので、むしろそのための手段です。しかし、このプロジェクトでの「ドローイング」は完成を目ざすものではないのです。


自分の中にある何かや、経験によって生まれる感覚を、「ナマの状態で出す」というのが「完成を目ざさない」ということになるのだと思います。
僕の作品づくりの手法とは異なるのですが、ここになにか自分なりに答えを見つけられると、新たな展開が生まれるような気がしています。ドローイングの展示をする、しない、に関わらず。
そんな、僕自身にも大きな課題を与えてくれた「コンテナドローイングプロジェクト」、神戸ビエンナーレに行かれる際はぜひともよろしくお願いいたします☆


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