アーティストブログリレー

ARTIST BLOG RELAY

夜の21時頃、高速を降りた数台の大型バスが、ショッピングモール併設の大きな駐車場に停まった。
ショッピングモールは7F建てくらいの高さで横幅が広く、地下にもフロアがある。
地上フロアはすでに全店舗クローズしており、
ショッピングモール全体がすでに閉店したような雰囲気を漂わせているが、
地下のフロアだけはまだ営業している。


どうやら急遽、修学旅行の出し物を閉店したショッピングモールのシャッター前でやることになったらしい。
今から30分~1時間程度の準備時間を経て、グループ順に発表していくとのこと。
僕は友達とペアを組んでコントをやることにした。


急いで準備を始める。
まず自宅から持ってきた包丁に赤い絵の具を塗る。
次に後輩(野球部なのかがたいが良くて坊主)に、荷物を全部出した空のボストンバッグを借りて、
そこに地下の衣料品フロアで購入した下着などの衣類をパンパンに詰める。
衣類の上に絵具を塗った包丁を置いて、バッグのチャックを閉める。
これで準備は完了。


コントのはじまりはこうだ。
あるショッピングモール内のお店から警備員室へ「挙動不審なお客さんがいる。
万引きをされたかもしれないから、呼びとめて荷物を調べてほしい」という連絡が入る。
不審者(僕の役)の特徴は30代の男性で丸い眼鏡をかけて作業着のような服を着用し、
大きなボストンバッグをもっているということだ。
お店から聞いた特徴を頼りに不審者を特定し、ショッピングモールの警備員(友達の役)が
ショッピングモールのシャッター前で不審者の男を呼び止め「すみません、
念のためバッグの中を見せてください」と声をかける。
一瞬考えるような間があったが、男は素直にチャックを開けて中を見せる。
中には血の付いた包丁が入っていた。
警備員は「ボストンバッグの中にバラバラにした死体が入っているんじゃないか」と疑い始める...。


それからの展開は、恐怖を感じながらも不審者に一つずつ質問をしていく警備員と、
それに対して冷静且つ意外な回答を少ない言葉で返す不審者のやり取りが中心となる。
警備員目線の組み立てをし、観客が警備員に感情を重ねやすいような構成にしたうえで、
冒頭の「万引きをしているかどうか確認しようとしたら、血の付いた包丁が入っていた」というやりとりのように、
常に警備員の想像の上をいく男の回答を用意する。
笑いやすいように、警備員の怯え方は滑稽な方がよい。


「警備員の滑稽な怯え」と「男の冷静さ」のコントラストで独特の緊張感を作り上げ、
その緊張をうまく緩和していくことで笑いを作っていく。
「ショッピングモールのシャッター前という場所の特性をうまく利用しているし、
30分~1時間で作ったとは思えないクオリティだからこれはうけるぞ」とテンションがあがって、
自信に顏がほころんだところで目が覚めた。


この夢を見てから今日一日無性にコントが書きたくなったので、続きを考えてみた。
5~7分くらいのネタにしようと思っているから、
「恐怖を感じながら不審者に質問していく警備員と、それに対して冷静な
言葉で返す不審者のやり取り」だけでは観客に飽きられてしまう。
そこで途中から警備員に(つまり観客に)「ボストンバッグに死体なんて入っていない」
と思わせるような展開に持っていく。
警備員は安心したのか少しずつ態度が大きくなり、ボケは緩和状態を前提としたものへとシフトする。


不審者への恐怖が十分薄くなったところでオチだ。
男は警備員のある言動をきっかけに、それまでとはうって変って堰を切ったように早口で話し始め、
ボストンバッグに死体が入っていることを告白する。そして、その死体が警備員の両親だということも。
男がセリフを言い切り、警備員と観客が状況を把握しかけたタイミングで暗転。コントは終了する。
オチで一気に緊張感と恐怖を呼び戻し、インパクトを作る。


この場合、死体が警備員の両親だったのは偶然なのか、それともはじめから警備員周辺の人を狙っていたのか、
はたまた警備員に死体を渡そうとしたのか、そのあたりは謎のままにするのか色々なパターンが考えられる。
これによって恐怖の質が変わるから最後の男のセリフは重要だ。


あとは気付かれない程度に冒頭「ボストンバッグの中身は警備員の両親」ということに
関連する伏線を張っておくことと、ネタ合わせしながら具体的にボケに対する突っ込みを考えるだけだ。
これは友達にある程度委ねよう。
バナナマンの『ルスデン』、かもめんたる『白い靴下』、ラーメンズの『採集』などを見直して、
構成を研究しよう。いいコントができそうだ。


しかし芸人じゃないから観せる場所がない。
あと夢だから相方もいない。
悲しい。

いよいよリレーのバトンを落としそうなとこのギリギリのラインで踏ん張って今、このブログをしたためています。
・・・まあ、〆切もクソも守らなくてもなんのペナルティーもない自由なリレーなのですが、自分で課した課題を守れないのはなんか嫌で、それがまた「&ART」てな感じで、制作やら発表やらで忙しくて書けないならまだしも、「バイトが忙しくて書けない」というのは、情けなさすぎてやりきれないです。


なので、踏ん張ってます。
ギリギリのボーダーラインで。


先月のブログの話に戻ると、タイガースは下のラインギリギリ、上とは大きくあけられた感じでCSに望みましたが、カープに連敗。でそのカープはGに連敗という、僕にとっては何一つ嬉しくない結果となり、心のボーダーラインは「トホホ、トホホ」とつぶやきながら染み出して決壊していくのでありました・・・。


あ、ボーダーといえば、オシャレな人はボーダーのシャツを着ガチですね。
ピカソとか梅図かずおとかcobaとか。
僕はそんなの着てないので、ボーダーのシャツを着こなすってのがオシャレとダサレ(造語)の境界線かも。


いや、NO!BORDER!
国境なんてない!オシャレとダサレの境界もなーい!ってか紙一重!


なんて思いながらタンスを空けたら、ありました!ボーダーのTシャツ!


myborder.JPG


これがそれです!やった!オシャレ認定通るかしらーっ!?


なんてヨコシマなこと考えておったのですが、なんかイメージ違う感じですね。
ボーダーはボーダーでも横線が太すぎるし。
怪物くんのフランケンがジャケットの下に着てる感じのやつですな。


これはおそらくフリマかなんかで古着で購入して、2軍の裏方・・要するに暑い時期の展覧会の搬入なんかに着るようなTシャツです。首のとこがヨレヨレになりにくいタイプのやつなんで、なんだかんだで10年以上活躍してます。


しかし、思ってたオシャレボーダーは白地に赤とか青がアクアフレッシュなさわやかさで走ってるやつなんで、これはそのボーダーから外れてますな。


そして、オレンジと黒ってよく考えたらジャイアン・ツー・カラー。
だめだこりゃ。明日もバイトやわ。


______


ということで、(って本文とは全く関係ないですが)グループ展に参加します。
「ラジドク!」いいます。
ラジオがテーマの展覧会で、アートか?それとも単に酒呑んで愚痴ってるだけか?の境界ギリギリ(アウト?)な僕の作品他、ボーダーを彷徨う(?)作家さんたちによるグループ展です。


詳細はイベントコーナーでご確認下さい〜。


ちなみに僕は本展の企画にも関わってまして、作家と企画者のボーダーを彷徨ってます。
アーティーストとキュレーターのボーダー?
まあ、どっちもちゃんとできてませんけども〜。

10月ですね。
つい先日まで本当に10月??と何度も疑いたくなるくらい暑い日が続いていましたが、やっと少し涼しくなって来ました。秋はあっという間なので、また気が付けばいつの間にか冬になっているのでしょうね。

個展が始まりました。
ぎりぎりまで制作、ぎりぎりまで搬入...で最後まで気が抜けず、今回はちゃんと間に合うのか正直不安もあったのですが、なんとか当初の予定通りのプランで展示することが出来ました。
せっかくなのでここでも告知を...と思いましたが、なんと先月のブログリレーですでに告知してしまってますね。。しまった。。

「しつこい」「もういいわ」...という自分の心の声を振り切って、もう一度お知らせします。


naka koten.jpg


■中比良 真子 展「Tranceparent room」


期間:2013年10月11日(金) - 2013年10月23日(水) 
※10月17日(木)は休廊
開廊時間:12:00-22:00(最終日は17:00まで)
会場:gallery near(京都)

プレスリリースはこちら


今回は新シリーズ「Tranceparent room」をメインのギャラリーLで展示し、同会場のギャラリーSでは「On the way home」のシリーズを展示しております。会期中合わせてご覧いただけます。
どちらの展示も、ギャラリーの空間を活かした展示になっていると思います。そして今回は展示している作品がほぼ新作ばかりなのです。これほどの数の展示をする予定はしばらくないと思いますので、是非ともこの機会にお立ち寄り頂けると幸いです。


gallery nearは叡山電鉄「元田中駅」か市バス「飛鳥井町」が最寄りの場所にありますので、周辺の経文社やガケ書房、prinz、下賀茂神社、ラーメン屋...などと合わせてめぐって頂けるととても楽しいです!
ちなみにこれを書いている明日は15日のため百万遍さんの手づくり市があるので、私もひそかに寄ってから行こうかなと思っています。


今までずっと家にこもって絵を描いていたのに、今は絵とともに外に出てたくさんの方に出会っているなんてとても不思議です。日々たくさんの刺激があるので、次の制作へ繋げて行こうと思います。

川北です。


個展が始まりますのでお知らせさせていただきます。

「 微かの景 」
会期:2013年10月8日(火)~2013年11月2日(土)日・月曜、祝日休廊
時間:12:00-19:00  土曜12:00-17:00
会場:The Third Gallery Aya (大阪)

今まで数メートルの作品を個展で1点は発表していましたが、
本展示では小さめの画面の中に微かに水の痕跡が分かるような作品のみを展示します。

全部で30点近くあります。
12日の土曜日には作品や制作についてお話しますので、拙いですがよければお越し下さい。
(要予約) 詳細はギャラリーサイトhttp://www.thethirdgalleryaya.comか
      私のサイトinfoまで。http://www.yukawakita.com/info/index.html

うまくリンクがはれなくてすみません!!


この個展の作品を準備中に台風による川の氾濫でアトリエが浸水しました。
当日朝に行きたかったのですが、通行止めにより行けず夕方にやっと行けました。
アトリエはシャッターの入り口なのですが何かに押され開け辛く、開けたところはどこか分からないような状態でした。
作りたての作品も保管している作品も水に浸かり、冷蔵庫も横に倒れ、ストーブや掃除機何もかもに川の水が入り込み壁には水がここまであったという印が残されていました。
個展まで時間もなく頭を抱えました。すぐに掃除しなければ制作も再開できないし、なにより水に浸かってしまった作品の状況を把握しておかなければ先に進めないため、保管している作品の梱包を全て開きました。
まだ泥にまみれたものもいっぱい残っていますが、、、


私はこれまで、水の動きを可視化する作品を主に作ってきました。
とくに身近な川の色や川の細かな表情を作品にもずっと反映してきたつもりです。
今回の出来事は本当に辛いことではありましたが、ひとつ大きな経験をしたと改めて今思っています。
この経験を大事にし、作品へ抽出していきたいと思います。

今回展示している作品の一部は今回のことを思いながら制作した作品です。

見に来て頂けたらうれしいです、どうぞよろしくおねがいします


前回の記事からなんと3年ぶりの更新。最早場違いなんじゃないだろうか。。と
ドキドキしています。地点です。劇団です。


この3年の間にいろいろな変化や新しい出会いがありましたが、
なんと言っても一番の変化は自前のアトリエ「アンダースロー」をつくったことでしょうか。
今年は春先から夏まで、ずっとそのアトリエにかかりきりでした。


元はライブハウスだった場所、長い間ほとんど人の出入りのない空間を
リノベーションしました。工事開始まで1年半、着工からオープンまで1ヶ月半の
時間をかけ、それこそ無我夢中でした。本来であれば、そのプロセスを
悲喜交々のエピソードとともにご報告できればよかったのですが、
全てを割愛してできあがった様子を一部ご覧にいれると、こんな感じです。


_DSC7981.jpgのサムネイル画像


入り口入ってすぐの、ホワイエ兼カフェスペースの様子です。この奥に劇場スペースが広がっています。
いやあ、我ながら力が入っていますね。写真で見ると余計にそう感じます。
とにかく自分達の空間が持てるということがうれしくて仕方なかったのです。
喧々諤々のミーティングを繰り返した日々も、今となっては懐かしい限りですが。
折角つくった場所ですので、たくさんの方に遊びに来ていただきたいなあ、と思っています。
アンダースローを覗きがてら、遊びにいらしていただければ幸いです。


■今後の公演予定
『CHITENの近未来語』10月12日(土)〜13日(日)
『ファッツァー』10月26日(土)〜11月24日(日)
いずれも詳細は地点WEBでご覧いただけます。


10月に入ったというのに30度近くまで気温のあがる日があり、季節外れの夏バテになって
しまいそうですが、それでも朝夕は涼しくて、次第に「芸術の秋」も深まっていくことでしょう。
今後はもう少しコンスタントに地点の活動の様子もお知らせしていければな、と思います。
どうぞ今後ともよろしくお願いします!


(文責:制作・田嶋)

どうもです。2ヶ月ぶりの更新になります。


もう10月なんですね。気候も随分すごし易くなってきてかなりホッとしています。
8月9月を思い出してみるととても暑かったということと煙の匂いしか思い出せません。
記憶がクラッシュしてしまうくらい異常な暑さだったのか、煙の匂いくらいしか思い出せないほど何もなかった夏だったのかはさておき、ほぼ毎日何かを燃やしていたというのは確かです。


ということで、展覧会の告知に入ります。


『かぎろいの輪郭』


2013年10月4日(金)~10月27日(日)
開廊時間:金・土・日 12:00~18:00
会場:eN arts


前回のeN artsの展覧会で直接壁を燃やした(ような)展示を行ったことが、自分にとっては一種の極点を示したような感じがしていたので、今回の制作は随分と難航しました。
今年の前半に行っていた制作もなかなか形になってくれず、7月終盤に一旦それらの作品を脇に置いて方向性を切り替えたのですが、切り替えたら切り替えたでまた色々と問題も出てきます。
しかし、悶々としながら闇雲に手を動かす中で、一つ、また一つときっかけのようなものが見えてきて、それを積み重ねることで結果的になんだこれ?(良い意味で)という作品が出来上がりました。
実際、完成した作品の前で私が一番発した言葉もなんだこれ?(あくまで良い意味で)でした。


頭ではなく、手でものを考えていくという感じといいますか。もちろん頭で考えたことをアウトプットしていく作業も重要ですが、ものを作るとはこういう面もあるのだということを作品に教えられたような気がします。傍から見れば見ればそれほどの変化は感じないかもしれませんが・・・
・・・と、ここまで書いて何気なく過去の自分のブログリレーの記事を読み返してみると、去年も一昨年も似たようなことを言ってますね・・・


う~ん、成長がないというか、進みが遅いというか。
まぁ、ラーメン屋が急にカレーも始めたなんて言い出したら危ない感じもしますし、急激な変化は体に毒なので良しとしましょう。
そういえば、最近気づいたのですが、私が本格的に火を作品に取り入れ始めてから今年で10年になります。10thアニバーサリーです。ディケイドです。
だからどうしたという話ですが、火を使い始めたときにとりあえず10年もやれば何か見えるかもしれないと考えていたりもしましたが10年経っても相変わらずです。
ただ、幸運なのは10年経ってもまだ次が見てみたいと思えていることでしょうか。
そう思わせくれる「火」という題材に感謝しながら、次の10年も頑張って行きたいと思います。


それでは、お時間がありましたらよろしくお願いします。

ephemeral.jpg

先月初めてマトリョーシカではなく、絵画のワークショップに挑戦しました。
先日のライブペイントで短時間で絵を描くという事に向けて試行錯誤した事を、
そのままWSに活かせそうだなぁと気づき開催に至りました。


Kolaju.jpg


まずは下地。ここは各自に描いてもらいます。
とはいえ筆は使わず、ナイフを使って好きな色を重ねていくだけなので簡単。
あとは、小さなフレームに収まるように、下地で気に入った部分を切り取ります。
ポイントになる顔や手等のオブジェは、
私の作品のパーツをプリントアウト&カットしたものを自由に貼付けてもらいます。
WSView.jpg


で、完成。
参加された方みなさん、普段から絵を描く事はないそうなのですが力作揃い!↓
WSPict.jpg


自分の想像の世界を表現するのには、技術や鍛錬は不可欠なようにも思えますが、
それが絵を描くという事の敷居の高さでネックになる部分。
でもこちらで最大限用意すれば、本来持ってる色彩や配置のセンスだけで、
色々と表現は可能なのだなぁと改めて実感しました。
子供から年配の方まで、絵が苦手という方にも楽しんでもらえるワークショップ。
ずっと試したかった事が実践できて、なにより嬉しかったです。


そして久々作品を展示する機会があります。
東京の日本橋三越にて10/23〜29「オモヒデザイン」という工芸中心の展覧会に参加します。
私はマトリョーシカ、コケシ、絵画、絵本を展示販売予定です。
会場での公開制作、ワークショップも予定してます。 → 詳細


そして委託での展示販売になりますが色々参加します。
・「不思議の国のアリス期間限定ショップ」10/9〜15 → 詳細
・「小さなこけし市」10/19 → 詳細



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