アーティストブログリレー

ARTIST BLOG RELAY

もう11月も終わりですね。早いものです。
毎年言っている気がしますが・・・・・。
中比良さん同じく、一度ブログの更新を怠ると、歯車が狂いまくりです。


さてさて、今月は色々忙しい月でした。
しかし、色々な経験ができた良い月でもありました。
なので、色々と書くネタはあるのですが、その中のひとつを。


只今、松本市美術館にて「ここも そこも どこかのここで」という展覧会に参加しています。http://artcom2012.blog.fc2.com/blog-entry-1.html


信州大学人文学部芸術コミュニケーション講座と松本市美術館の主催による展覧会なのですが、主に動いているのは芸術コミュニケーション講座の学生さんが運営しています。
先週約1週間ほど松本に滞在してきました。一つの展覧会で1週間も現場に滞在するのは、
初めて。


そんな中、作家活動を初めて以来、1度もやったことがなかったワークショップなるものを行ないました。初めは、何をするか迷っていたのですが、10月に会場下見をしたさいに、数人の学生と会場下見をする中、スナップ写真を撮っていたのですが、その感じが
とても良かったので、その感じワークショップにする事にしました。
ワークショップ様子はこちら。http://artcom2012.blog.fc2.com/blog-entry-36.html


かなり不安でしたが、参加者の方々に楽しんでもらえたようでなによりでした。
というか、たぶん自分が一番楽しんでいたかも。
撮り終えた後、芸コミOBの方のスペースにて、お互いのベストショット1枚を選び、
見せあって座談会。初めは、なにかまとめるような事を話すべきかなと思ったのですが、
流れに身を任せて、話してみました。


その中で、女子は食べ物の写真を良く撮るという話になり、女子が撮る写真、男子が撮る写真についてあれこれと話しました。そのときは結論みたいなものは話しませんでしたが
、女性はコミュニケーションの手段として、男性は収集する手段として写真を撮るのでは
ないのかなとふと思いました。すべてがこれに当てはまるわけでは無いのですが、大きくわけるとそうかなと。


すごくゆったりとした時間に身を置いたせいか、京都に戻って来たときに若干時差ぼけの
ような感じでした(笑

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いや、いくらなんでももう無理でしょう。
NHK大河ドラマでも、いよいよ平家打倒の気運が高まってきています。
そんな時期にTシャツ一枚で対抗するなんて・・・。


と思ってましたが、我が部屋のあちこちに眠ってる源氏の残党・・もとい、Tシャツの2軍3軍の層の厚さといったら・・・ってか、捨てなさすぎじゃない?
と自分でも呆れつつTシャツの山をまさぐる秋。
これが俺の芸術の秋かよ!てな気分でしたが、そんな中、2軍Tシャツから「芸術品」が出てきました!


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ほら!「芸術品」って書いてある!


こちらは、大学1年くらいの時に購入した「レントゲン藝術研究所」Tシャツ。


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研究所、といっても、実際はギャラリーです。
当時の僕が、雑誌なんかを見て憧れてたギャラリーのTシャツです。
デザインはアーティストの松の木タクヤさん。
っていうかこれ自体が松の木さんの作品ということやったかな。

購入したのは1994年の「ニカフ横浜」というアートフェアのレントゲンさんのブースで、でした。
その時は友人らと東京方面へ旅行しており、なんかよくわからないまま人生初の「アートフェア」なるものを観に行ってたのでした。
その中でもレントゲンさんのブースは際立っており、作品というよりは「グッズ」という感じのものが所狭しと並べてある感じで、さながらアートグッズ売り場という感じでした。


もちろん当時貧乏学生ですから、作品買うなんて発想は無かったのですが、レントゲンさんのブースを見て「あ、ここなら何か買えるかも」てな感じで物色。
で、このTシャツを欲しくなったのですが、Tシャツとはいえ、当時の僕にはそこそこのハードル。
思わず、店員の綺麗なお姉さんに「マケテもらえへんやろか?」と普段は出さない関西人的ノリを関東に来たことをいいことに強調して言ってみました。


すると、美人のお姉さんは困った様子でしたが、結局、「じゃ、このシールをオマケに付けるから」と言って「芸術品シール」をオマケしてもらう形で購入。
その時に名刺とギャラリーのDMをいただきました。
(ちなみに、その時の美人お姉さんが独立されて、現在は画廊のオーナーになられてるようです。僕はまだそこに行ったことないけど)


その時はそのあと、実際のレントゲン藝術研究所にも行きました。
自動扉の開き方に驚いて、何度も何度も通りました。


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その時の筆者。
「SFみたい~」って完全に田舎者。
ドカ・ジャンパーを「逆にオシャレやろ?」と平気で着てる、若気の恥シリーズです。


・・・あ、Tシャツの話忘れてました。
このTシャツが「芸術品」な所以は背中にあります。


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ビニールが縫い付けてあります。 さすが芸術品Tシャツ。手がこんでます。
しかしながらこれが芸術品ゆえ、この背中のビニールが仇となり、洗いにくいことこの上なし。
当然、洗濯回数はセーブして着なければならず、そうなると頻繁には着れず。
ということで、大事に着てたと思いますが、気付けば殿堂入り的な感じになっていきました。


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おなじみのそれを着ている証拠写真。 1994年、滋賀県の大学にて。
田舎の大学でこれ着てイキってました。
ちなみにデザイン科に同Tシャツの半袖着てる人が居たりして「くそ~カブった~」なんて思ったりしてた、しょーもない学生でしたわっ!


なんつって、ネタがないから過去の恥部を少しずつ切り売りするようなブログばっか書いてますな、しかし。
・・・あ、そういえばアートなTシャツ、他にもあったな~。
と思い出したところで、来月へ続きます。
(・・・って、まだ続くんかいっ!)

先週末から本日朝まで水戸、東京、舞浜、仙台、南三陸に遠征していた。
今月は2回に分けて、旅を通じて考えたことを記す。


水戸


水戸に行ったのは、水戸芸術館で開催中の『3・11とアーティスト: 進行形の記録』が目当て。
震災に関連した現代美術の展示をまとめて観ることができる機会は、全国的に見て今回が初めてのはず。
高山明さんの『国民投票プロジェクト』は話には聞いていたけれど実際に観るのは初めてで、
それだけで収穫だったが、その他ほとんどの作品は自分にとって発見のあるものでなかった。


その大きな要因となっているのは、ほとんどのアーティストが震災自体を批判できていないからだ。
それが芸術が持つすべての役割とは言わないけれど、期待していたのは「震災後の日常、又は震災自体への新しい解釈、視点」であり、
アーティストであることを放棄した人のドキュメントではない。
一人の人間として、被災地を支援するのはかまわない。ただし、それを美術館に持ち込むアーティストを本来評価してはいけない。


またポジティブな表現を通して、震災と向き合うアーティストたちは誠実にそれまでのスタンスを貫いているのだろうけれど、
迷いを振り切って、世の中を斜めから見る視点で震災さえも批評する。変容する非日常と日常の関係性を捉える。
そうして本質を捉え、閉塞を崩していくことが、今アーティストにしかできない仕事ではないだろうか。
今のところその気概を感じる作品にはほとんど出会っていない。


東京/舞浜


東京では、一緒にドキュメンタリー映画を制作している演出家/映像作家 村川拓也さんの演劇作品『言葉』を観賞する。
感想は本人に伝えたので省略するが、完成された作品ではないものの、
フォーカスの仕方に独自性があって前述した気概のようなものは感じた。
高山明さんの新作も観たかったが、その日がたまたま休みだった。


舞浜には震災の爪痕をリサーチするために訪れた。
今までのリサーチは、南三陸や石巻など原型が残っていないような町だったが、
舞浜はそれらの地域よりも被害が小さく、震災から時間が経過していたせいで、すでに影響がわかりにくくなっていた。
液状化現象で地盤沈下の被害を受け、特に東京ディズニーリゾートの駐車場などが、
ニュースで頻繁に取り上げられていた地域だが、大きな道路の復旧が終わっていたり、
地盤沈下の領域が広域に点在しているせいで、
痕跡を探さなくてはいけない(あくまで目で確認できる被害がわかりにくいという意味)。
タクシーの運転手に案内してもらったのだが、
運転手は「浦安はディズニーランドがあって景気がよく見えるから悲惨だ」と言っていた。


2/2は仙台と南三陸のことを記載予定。
下記写真は南三陸にて撮影。


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11月から12月にかけては目にも体にも自分にはとても心地良い季節。(今日はイレギュラーに寒かったですけど。)
気候や景色はまったく思考に関係していて、この季節がもの深く感じ入る態勢を身体につくりだします。
こぼれ落ちて無くなることで手に入れるような、じっとすることで踏み固めるような、朽ちることで熟すような、そんな季節と思います。
わたしたちがこうして周りの環境も含めてものごとの解釈空間を持つということはとても自然な感覚で、だから自分はずっと空間のことに関わって来たのだなと思います。
感覚とはさまざまな経験の積み重ねに裏付けられていて、誰かが決めた理屈や定義とは別のところに存在しています。
これらのことは、わたしたちは自分たちが見ているものになる、ということの隠喩になるかもしれません。
書物を読むことでわたしたちは書物になり、映画を観ることでわたしたちは映画になり、衣服をまとうことでわたしたちはそれになる、というような。その化体の過程こそが解釈というものに他ならないと思います。
そして解釈とはひとつの表現であるとも言えます。
先月に"表現と解釈"という言葉を使ったので少しずつ触れてみようと思います。(小難しくならぬよう〜ちょっとずつ・・・)


それにしても、日々が足早に過ぎていく季節でもあり、時の過酷さというものも思い知らされます。
みなさまもどうぞ良い秋の日々をお過ごし下さいませ。。。


今日はほとんど何もないくらいの短いブログにしました。


(↓面積半分は追伸)
というのも〜
p.s.
今日は仕事帰りに『リュック・フェラーリと ほとんど何もない』を観てきました。
"ほとんど何もない"って言葉、なんだかいいですね。。。(映画の内容はリュック・フェラーリのクリエイションが垣間みれるドキュメンタリーです)


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もうひとつp.s.
明日11/16に、私も参加させてもらった本『こんにちは美術』(福永信 著)に関するこんなお話会があります。
http://www.kyoto-art.ac.jp/graduate/information/121028-003216.html

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11月の始めに天橋立に行きました。
天橋立に行った事がなかったので、とても良い経験になりました。
展望台に行かず松の茂る道を歩いたのですが、神聖でした。
海も久々に見る事ができたので思いっきり深呼吸することができました。
友人たちと思わずはしゃいでしまいました。
その日の事すべてがキラキラしています。
最近は海に行く夢ばかり見ています。日本海が特に好きです。


お知らせがあります。
11/17.18に開催される萬福寺芸術祭に出品します。この芸術祭は学生主体です。
色んな催しをされるようです。展示は映像の作品が多いみたいです。
京都造形芸術大学の学生さんからお誘い頂きました。
学生さんは私の作品の見え方まで考えてくれたりしました。

私は手のひらサイズの小さいガラスを支持体にした新しいものを6点出品予定です。
最近海を見たからか、海の事ばかり考えて制作しているような気もします。
小さい頃に海で遊んで、眠っているときも海に浮かんでいる心地のようなのと同じ感覚です。

紅葉の時期でもありますので、よかったら週末に宇治までお越し下さい。
この萬福寺というお寺は中国の様式で下見に行った時キョロキョロしてしまうほど珍しいものが沢山ありました。

詳しくは http://manpukuji-fes.jp/   
  

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11月になりましたが、日によって急に寒くなったり、そうでもなかったり、まだまだ完全に冬にはなっていない感じですね。季節の変わり目になると、去年の今頃はどんな格好をしていたのかな?と毎年思います。
お気づきの方もおられるかもしれませんが、ブログリレーの更新が最近遅れ気味です。以前に比べて急に忙しくなったとかいう訳ではないので、完全に、一度更新が遅れてから歯車が狂った感じです(笑)


お知らせが遅れましたが、ただ今こちらの展覧会に作品を出品しています。↓


★三尾あすか&三尾あづち 双子の姉妹展 2012 with friends
 「 Somewhere in nowhere ~どこでもないどこか~ 」
  詳細はこちら


双子で活躍されているアーティスト、三尾あすかさん・あづちさんの企画展にお誘い頂きました。
お二人と親交のある作家さん達が、それぞれテーマにそった作品を出品していたり、コラボレーションの作品を展開していたりと、とても賑やかで楽しい展覧会になっています。(私はまだ会場に行けてないのですが、来週観に行く予定です。楽しみです!)


ニュートロンは年内でギャラリーを閉廊することになったので、この展覧会が私にとっても最後の展示となりました。
夏に閉廊のお話を聞いた時、もうあの場所で展示することはないんだなあ...と思っていたところ、こちらの展覧会のお話を頂けたので、自分の中でもひとつの締めくくりが出来たようでとても嬉しかったです。
また、あすあづさんとは展覧会やイベントなどを通して以前から仲良くさせて頂いていたので、今回はおふたりをテーマにした作品も描かせて頂きました。ここ最近は見知らぬ人々を描くことが多かったので、久しぶりにモデルをお願いしたことはとても楽しかったです。


ニュートロンの閉廊に関しては、こちらのブログ(8/14の日付のもの)に思いをつづっていますので、こちらでこれ以上言うことはもうないかと思います。

いよいよ来月で最後になりました。展覧会も、今回を含めてあとふたつ。
今までニュートロンに関わった方や、なかなか行く機会がなかったという方も、是非残りの二か月足らずのあいだに一度でも足を運んで貰えれば...と思います。


それでは、これからますます寒くなるであろう冬の日々に備えて、皆さまくれぐれもお体に気を付けてお過ごしくださいね。
写真はちょっと前の空です。(この時はまだ秋の空という感じですね)


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冬が近づき空気が凛とピンと張りつめて
だんだんと見える星の数も増えてきた気がします。


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この本を買ってから夜空を見上げる事が多くなりました。
「星をさがす」
星座早見表的なものでもなく、
神話や星占いが載ってる訳でもなく、
この本には星それぞれが持つ運命のようなものが描かれてます。


これを読んでから夜空を見上げると、
なんとも壮大なストーリーが天空に繰り広げられてるようで、
イメージがふつふつと膨らんできました。


この星空どこを切り取っても1つの作品になるのだな。
と思った事から来月の展示のイメージを決めました。
自分に誰かに星空を贈る。
そんな事ができたらいいなぁと。


夜空を見上げてたくさんの星の中から自分だけの星を探すように。
壁面に散りばめた小作品の中から。
そんな風に作品を探しに来てもらえたら。うれしい。


↓展覧会詳細はこちらにアップしてます。
http://andart.jp/artist/ichikawa_tomoko/schedule/20121027_1114.php


StarsS.jpg今は部屋の中に散らばっている星屑達です...。


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