アーティストブログリレー

ARTIST BLOG RELAY

さて近況報告です、9月より東山に事務所を持ちました。
名前はUNGLOBAL STUDIO KYOTOです。
最近は映像編集を手掛けたりと、制作においてもデスクトップワークが多くなってきたので、
制作から仕事にしているデザイン関係のクライアントワークまでここを拠点にしていきます。
オフィスを持つなんて身の丈に合っていないのですが、
自宅では絶対に仕事できないタイプなので、多少無理をしました。
非常に静かで、集中できる環境です。


屋号を考えるのに苦戦して、自分の名前をつけたりも途中考えたのですが、
ちゃんとダイレクトにステートメントを反映した名前にしたところ、
屋号の話から、活動のステートメントの話に自然に会話がつながっていくので、
よかったなと思います。作品のタイトルをつけるよりも悩みました。


先ほど「制作から仕事」といいましたが、制作も仕事やと考えないかんなぁとつくづく。
ちゃんと事業の売り上げとして計上しますし。事業の内容にも書きましたし。
まあ赤なんですけど...。八月は個人事業届け出したり、始めてのことをたくさんしました。


物件のリフォームも始めてです。
床だけなのですが、"わっしょい"でお馴染みAntennaの市村さんに施工をお願いし、
もてそうなおしゃれオフィスにしていただきました。
物件はHAPS(東山アーティスツ・プレイスメント・サービス)に紹介していただきました。HAPSとは超ご近所さんです。
改装の様子を撮影した写真を数枚掲載します。


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写真たくさんあるので、「スタイロをかます市村さん→床板を張る市村さん→水筒の水を飲む市村さん→塗装をする市村さん」
でブログリレー4週くらいいけるんちゃうかなと思ったのですが、やめときます。
非常に仕事が早かったですし、皆さんリフォームのご要望は市村工務店まで。

一体何ヶ月ぶりの更新でしょうか。すみません。。(木内さんは謝らなくても良いとおっしゃってますが、、。)宮永です。


Facebook等では既にアップしてるのですが、お詫び(?)に撮影旅行中に撮った写真を数点。


帰省のついでの撮影だったのか、撮影のついでの帰省だったのか良くわからないんですが、札幌に帰ったあと、数日間の撮影旅行に出ました。道順としては、札幌ー美瑛ー苫前ー札幌と言う感じです。


数年前Wondjinaを作った際には主に道東メインだったのですが、今回は道央と、ちょっと道北をかじった感じです。


まず行きのフェリーより。
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美瑛にて。
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苫前にて。
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京都に帰るにあたり、一応札幌駅あたりを抑えとこうと。
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僕はレンズ交換式のビデオカメラを使っていて、やはりいい映像を撮るためにはいいレンズをと言う事で複数揃えてみたのですが、そうすると今度は写真も撮ってみたくなった、と言う感じで、旅行中に意識的に、長時間の動画撮影の合間にスナップ的に撮る事にしました。


んで、この北海道プチ撮影旅行で撮った写真素材を実験的にミックス(動画と同じように、実写のレイヤーです)してみたものが、数点知り合いのやっているフリーペーパーに載る事になると思います。もう言っていいのか分からないんで伏せときますが、GURAにて最近リリースパーティーを開いたフリーペーパー、と言ったら分かる方には分かるかと。


思った以上に静止画のレイヤー作業が楽しかったので、手のあいた時に沢山作ってみたいな、と思っています。動画をレイヤーするのと静止画を重ねるのでは、時間に対してのアプローチが違うところが、とても面白いです。

それから、京都に帰ってきてから少し間をあけて、今度は新潟県の方に撮影に出ました。
被災後の東北に行った際、帰りは東北自動車道ー磐越自動車道ー北陸自動車道というルートで京都まで帰ってみた際、新潟の平野を見て撮ってみたいと思った事がきっかけでした。


単純に平野を撮りたいと言うよりは、人間が自然に働きかけて出来上がった風景と言うものをどう捉えるのか、と言う事が僕の興味の1つとしてあったからです。
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下調べをして撮影地に向かうと言う事はほとんどしないので、毎回現地で撮影スポットを求めて彷徨います。(彷徨う事に意味があると思ってますが)今回は結局弥彦山と言う有名なスポットになりました。とても面白い場所で、東を見れば平野が広がり、西は佐渡島の浮かぶ日本海がどこまで広がるという感じです。
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そして新潟からは、高速ではなく下道で、諏訪湖を経由して浜松へ抜け、京都へ、と言う感じ。例によって全て車中泊、時々コッヘルで自炊で節約と言う感じで、なかなかにハードではあります。


本当は、撮影旅行2つの間に、もっと旅行中の睡眠の質を上げるために努力をしていたのですが、その努力は新潟での初日に完全に無駄になった事以外詳細は伏せておきます。リベンジするつもりです。


このような僕の夏でありました。


さて、ちょっとだけ告知を滑り込まさせて下さい。
night cruising 6th anniversary vol.2 feat. Taishi Kamiya "Aroma Trace"

これに映像で協力させて頂きます。VJというよりは、BGV、とでも言うのでしょうか。
おなじみのpolar Mさんに加え、rexikomさん、そしてTaishi Kamiyaさんなどの方々が出演されます。

じつはTaishi Kamiyaさんとは一度浜松でのイベントでVJをさせて頂いた事があり、ご一緒するのは2度目。札幌出身の方で、僕も札幌育ち、札幌繋がり=北海道つながりとして、新旧の道内で撮影した映像素材を元に映像を現在鋭意ミックス中です。10/6、メディアショップさんのギャラリースペースにて行なわれますので、皆様是非お越し下さい。


そんなこんなで、一応の近況報告とさせて頂きます。
(次回も書けるよう頑張ります)


宮永亮

皆様、何もブログリレーの更新を怠ったり遅れたりしてもあやまることなんかありません。
更新がないということは方々で活躍されていてお忙しくされてる証拠。
逆に毎月毎月必要以上の長文をアップする男なんかは、「この人、ヒマとちゃうか?」なんて逆に心配を・・・
ってやかましいわ!


ヤマガミくんがゴチャゴチャと理屈をこねても、更新してないのは揺るぎない事実。
もう皆勤賞の権利はないぞヤマガミ!
皆勤賞は毎月ちゃんと書いてる方か、もしくは僕のような恵まれないヒマ自称芸術家への補助金的なものだと思ってます。
(今年から皆勤賞無くなったらどうしよう・・・)


と愚痴で字数を稼いでおります。どうも木内です。
9月ですが、まだイケル。まだイケルぞ!
まだまだTシャツでイケそうな気候です。
ということでTシャツの話、まだまだイキます。


先月の予告通り、3軍Tシャツ群です。


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3軍の主なローテーションTシャツ。見ての通りのヨレヨレっぷり。
いかに着倒してるかが伺えます。
主に作品制作などのヨゴレ仕事や、寝汗でヨゴレる夏の寝間着などに使われてます。


3軍の特徴としては、意外と2軍よりよく着ているというのがあります。
但し、決して身内以外の人前では着ることがなく、日陰者でありますが、バッティングピッチャーとか甲子園園芸さんのように、影で優勝(何の?)のために縁の下の力持ち的な活躍をしています。


しかし、残念なことに、ここから1軍復帰というのはおそらくもうありません。
世に「ヨレヨレTシャツブーム」でも来ない限り。いや、仮にまたグランジ的なものが流行ったとしても、若いモデルが着るそれと、40前のコヤジが着るそれでは全く意味が違いますし。


3軍の共通点としては、元々のシャツの質が悪くて、長く一軍が無理な素質のTシャツなとこや、ネット等で現物見ずに買った為に色や質が「思てたんと違う!」となったものなどが挙げられます。


また、この中には自身で作ったオリジナルTシャツがあります。
要するに売れ残り。


昔から、個展等をする時によくTシャツを作ってました。
時にはTシャツ自体を「作品だ!アートだ!」と言いはって展示することも。
昔は「プリントゴッコ」の布用インクでワンポイントを施したり、インクジェットプリント用のアイロン転写シートを使ったりと、かなり手作りしてました。


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かなりヨレヨレの赤いTシャツ。
シャア専用とかではなく「冠婚葬祭用Tシャツ(祝)」です。1997年作。
お祝いの席に着ていくTシャツというコンセプト。
僕のホームページの扉で着てるのがまさにこれである、ですな。
これは作品として発表したことも。


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こちら1997年のインスタレーションの様子。(@ギャラリー・ココ)
黒い方が(喪)Tシャツです。
画像も当時はデジタルカメラがまだ普及してなかったので、フィルムで撮影したものです。
同じ意匠を白のTシャツに刷ると祝になり、黒のTシャツに刷ると喪になる、という一石二鳥制作でした。


もうひとつのこちら。


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首筋がもう、洗っても洗っても濁る白。
1998年の個展のDMの図柄をそのままアイロンプリントで転写したものです。


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こちらがそのDM。
ああ、若いって恥ずかしい・・・。


本当にオシャレな方々というのは、「他人が見てないとこでも恥ずかしい格好はしない」という感じなのかも知れませんが、僕なんかはもう人の目無ければもうどうでもいい、という感じなんで、ヨレヨレのボロボロになるまで着る感じです。
上記のTシャツももうボロ切れ寸前ですが、まだ捨てません。
ってか、この後も切り刻んで絵具拭くウエスとかになるので、Tシャツって捨てるとこがないですね〜。


そんな私の最新Tシャツはこちら。


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昨年作ったものですが、初めて業者に発注したTシャツです。
意匠は「P」と「R」の入った言葉を選んだ結果、どっかで見た様な(?)デザインとなりました。
♪Our life together〜(「有吉マツコの怒り新党」風に)

こちらも絶賛売れ残り中。
現在はバリバリ1軍の、3軍予備軍です。


いずれ私のドキュメンタリー映画かテレビ取材なんかのときには、これ着て作品制作してる様が映し出され・・・
・・・的な妄想とともに、シャツの文字も擦れて薄らいで行くのでしょうな・・・。
(♪すた〜てぃん おぉ〜ばぁあ〜〜ぁ〜〜)

120920mamamilk1.jpg高木瑠衣さんのトワル・ルイ、アトリエにて。ウェディング・ドレスのためのトワルもいっぱい。 2012年9月16日


時おりの、ひんやりした秋の風が心地良いですね。
秋は、四季の中でも特に演奏会が充実、そして音楽制作もはかどるとき!
ということで、夏にたっぷり遊んだぶん、法然院での「ときのあとさき」、traumarisでの「Live in Tango」、手塚悟監督映画上映会「WATER NUDE」、Rainy Day Bookstore & Cafe「読書のための音楽」 etc..... 音楽にどっぷり浸かる9月をすごしています。
(ということで、寄稿の遅くなりましたこと、ごめんなさい。)
そんな中の先日、新しい衣装の2度目のトワルチェックに行ってきました。


演奏のための衣装は、身体も心も支えてくれる大切な友人のよう。
どんなにハードな現場にあっても、なめらかな着心地は演奏に集中させてくれますし、
優雅なシルエットは心を落ち着かせてくれます。


そんなドレスを誂える時、作ってくださる方に注文するのは、2点のみ。


色は、黒。
形は、アコーディオンの演奏にフィットすること。


黒は、私自身が楽器や音楽の黒衣でありたいから。
そして形。身体にもドレスにも結構な負担がかかってしまうアコーディオンの演奏ですから、
色々の気配りも必要です。


トワル.rui の高木瑠衣さんも、そんなことは充分に心得てくださっていて、
いくつものトワルを私に着せては、細かい動きのチェックを入念に重ねてゆきます。


そうして「とにかく演奏しやすいように。」と導きだされたデザインのドレスの美しいこと!!!


こんなふうに大切に縫われたドレスを纏えることは、とっても幸せ。
それに、作り手の方の丁寧な気持ちと一緒に演奏しているようで、心強くもあります。


そう、このドレスがお披露目される10月の演奏会(@ Rui TAKAGI / Ai Bhana 展示会)では、
mama!milk の清水も、トワル.rui の新作シャツを纏います。
こちらも、コントラバス演奏の動きにあわせた、入念なトワルチェックを既に完了。


ドレスやシャツの仕上がりを楽しみにしながら、
衣装と同じくらい素敵な音楽を奏でられるよう、心して日々を重ねるこの秋です。


これからの秋。
楽しみですね。


かしこ
祐子
mama!milk



120920mamamilk2.jpg高木瑠衣さんのトワル・ルイ、アトリエにて。mama!milk 清水もトワルチェック中。 2012年9月16日

一ヶ月はやくて、更新が遅くなりすみません。。

数ヶ月前から、九州のある病院へ納品する作品を進めていました。
今日その作品を見送りました。
公共の場所に作品を置いてもらうのは初めての事なので、とても嬉しいです。
すっと息を抜けるような作品になれば良いなと思い制作しました。
病院は山の中で水も綺麗なところだそうです。いつか行ってみたいです。


滋賀県で行われている琵琶湖ビエンナーレが先週より始まっております。

今回は近江八幡と五個荘というところの二つのエリアに別れて、たくさんのお屋敷や蔵や町家に作品が展示されています。
私は近江八幡に新作、旧作交えて展示しています。

http://www.energyfield.org/biwakobiennale/index.html


16日に少し近江八幡の展示会場にいたあと、友人の車で近江八幡から五個荘まで行ったのですが、車で30から40分(途中迷ったため)と思った以上に離れた場所でした。
五個荘はとても静かで人気を感じさせず、歩く速度もゆっくりになるような町並みです。
イベントを通して美術作品だけでなくお屋敷や庭をたくさん拝見できる良い機会です。
だいたいのお屋敷には土間があったりと、おばあちゃんの家に帰ってきたみたいな安心できる旅になりました。
そこに佇む作品はきっといつもとは違う表情をしているのだろうなと思います。

滋賀県に行くことはよくあるのですが、道を通っていて思った事は自然の規模が大きいなという事。すごく背の高い木が道に沿ってたっていたり、琵琶湖の上の雲が陰影もよくわからないくらいに巨大だったり。私が見たものがちょうどそうだっただけなのかもしれないですが。
滋賀県に好きな作家さんがたくさんいるのですが、なんとなく納得できるところだなと改めて思います。


近江八幡、五個荘の町の様子です。(携帯のカメラで荒く、ごめんなさい。。)

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自由学校のイベントで貴船神社と石清水八幡宮へ龍神巡りへ行ってきました。
Kibune.jpg貴船神社
Iwashimiz.jpg石清水八幡宮


龍神巡りとは、龍神にまつわる寺社9つ(貴船神社、竜安寺、天龍寺、妙心寺、相国寺、神泉苑、泉涌寺、東福寺、石清水八幡宮)を巡る事なのですが、今回はスタートとゴールのみ巡るツアーでした。


龍=水の神様。
私の作品にも雫、池、雪、氷等、気づけば水にまつわるものが多いです。
それと関係ある訳ではないのですが、なんとなく
大事な展示やイベントの前には龍神にまつわる寺社へお参りするようになりました。


明後日19(水)から銀座三越で展覧会"nostalgia"始まります。
"ノスタルジー"って"故郷を失った痛みの感情"なのだそうです。
水のように変化する環境、併せて変化する心境、
それに呼応するように変化する作品、特に色彩。
色々な懐かしいものが通り過ぎてゆく中で感じたものを閉じ込めた作品達。
同じ感情にも色彩にも2度と出会う事はないと思ってます。
ぜひ今この瞬間をご高覧いただきたいです。
22(土)23(日)は一日会場に在廊します。
→ http://andart.jp/artist/ichikawa_tomoko/schedule/20120903_1077.php


28(金)から始まるgallery nearでの企画展にも参加します。
こちらもよろしくお願いします。
→ http://andart.jp/artist/ichikawa_tomoko/schedule/20120906_1080.php

(タイトルが思い浮かばず、そのままです。小さいぎみに。。。)


ほとほと夏の暑さのつかれが出るころ。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
こちらは寄る年波もあるのだろうけど、休まないと次が出来ない、というようなことになっています。いや、本来それが正しいのだと言い聞かせつつ。自分がちゃんとしていないと人や事や物に丁寧に誠意を持って接することが出来ませんものね。と自分を甘やかしています。
とはいえ、つらくきびしい夏は、あっと言う間に過ぎました。大人時間。。。いや、生産性が伴わなかったことの焦りが「速かった」につながったのでしょうけど・汗。ブログの当番、あれ!もう? みたいな感じです。
ということで手帖をふり返りますと、日々の労働をベースに、手作業の制作、ミーティング、申請書、香港、聴講、などなど、やはり大きな生産は見てとれません。が、そのぶん日々に心の収穫が持てるような時間を持てたらなと希望しつつ過ごすわけです。。。
手作業の制作物は、小さな物をスピードを持って、たくさん、同じ物はひとつとなく、長時間連続で、というもの。何が出来ているのでしょうか? ドローイングのような行為。ものをつくるエクササイズ。お目みえする機会があるかどうか。。。
香港は数日間スタッフ仕事で行ったのですが、spring work shopという場所のレジデンス環境がとっても良かったし、余裕のある時間がまったく取れなかった分、滞在先の方々の配慮で、カオスな街の中で、アートやそれに関係する人々や美味しい料理のすばらしいエッセンスを味わえたのではないかと思います。
帰ってきてすぐには美術作家F氏の講義を聴講する機会にめぐまれました。まさに夏休みの学生気分。(実際に私の学生時代は長いものではなかったので、人の話を聞く機会はとてもうれしくありがたいと思っています)ちなみにそれは今、私とその周辺の人たちでやろうとしている、書籍をめぐることについての多様なお話でした。また数日間の講義の中でくり出されたF氏のアーカイブにも感銘を受けました。そして、あらためて人物の素敵さにノックアウトされていました。
勤め先のオーナーと訪れたチェンバロのコーンサートではバッハをチェンバロで聴けるスペシャルな体験。無二の組合せ。
2つの機会におじゃましたmama!milkのライブでは、全く違うシチュエーションでの世界観の不動さと柔軟性を、丁寧かつエキサイティングに感じておりました。
ところで、数日前に図書館で、自分の貸出記録は分らないでしょうか? と尋ねると「貸出記録は残らないんです」という返答でした。私もずっと昔に図書館で働いていたことがあるのでだいたい分るのですが、何の本を貸りているかということはプライバシーに関わることだから、処理中のコンピュータ画面にも貸借者と書名は同時に表示されないようになっています。
懐かしきかな貸出カード、、、です。さておき。
自分が前に貸りた本を探しているのに書名を失念してしまいキーワードを入れてもそれらしきものがヒットしないという状況で、と説明すると、カウンターのスタッフの方が探して下さろうとしている。私の探しているのは「本の本」のようなものだったのですが、ちょっとして「この中にありますか?」とリストを渡してくれた。それは電子書籍元年の時に選出した多様な書籍のための書籍のリストでした。そしてその中には目当ての本がちゃんとありました。そのリストもとても興味深いものだし、さりげなくて丁寧な図書館員のリファレンスも素敵だし、というほくほくのお話。
そんな脈絡のないようなあるような(?)日々を過ごしています。それらの楽しいことは、ちょっと可愛いカバンを入手してうれしい、などというようなこととと同じレヴェルで私の中に存在しているなぁと思うのです。つまりささやかなことの積み重ねだけど自分が求めていたしっくりくるもの。真理をついたもの。
わたしたちはいつも多くのことを知りたいと思っています。新しいものを見たり感じたりしたいと思っています。
知識の欲、目や耳など感覚の欲、所有物の誇らしさは、自分特有の秘密的手段によってもたらされたものこそ大きな価値を持つものです。偏見にあふれた思索によって。そして多くの時に、偏見こそが真に純粋なものであることを忘れてはならないと思うのです。(のらりくらり書きはじめたくせに、落ちをつけてしまうのも、なんだか、なのですが)


秋に向けて。
みなさまが良いものを受け取れますように。
それではまた。


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