アーティストブログリレー

ARTIST BLOG RELAY

言葉にできるにしろできないにしろ、「最も関心のあることしか作品にはならない」
ということもあって、ちょっと制作の手が止まっている状態です。
震災/原発のことを制作のテーマとして吸収しようとするような積極的姿勢を持つことができず、
「今作品を制作することが自分のすべきこと」と割り切ることも僕にはできないようです。


世の中のサイクルの中で、僕の作品は生産性や実用性がない。
作品は報道には成り得ないし、時代を映す鏡としてもっと社会性を持った方法を僕は知っている。
そして、少なくとも僕の作品は「人を幸せにする」ためのものではない。
そもそも何かの目的を持って、そのための技術として造形的な技術を用いるというのは、
どういったカテゴリーで扱われようとも僕にとってはデザインだ。


本来ならばそういったことをすべて背負い込んだうえで、
どんな状況においても制作を優先させる方が、純粋な作り手だと思います。
ある観点から言えば、アーティストは常に社会人として非常識でいるべきかもしれません。
僕自身誰か別の作家が不謹慎な態度をとったからといって、幻滅することはない。


でも僕自身は疑問を持ったままは制作できない。
少なくとも無知がどれだけ罪なことかを僕は認識してるし、
無知な人間の制作したものを他人に見せることの空虚さに僕は耐えられないと思う。
僕はいかなるときもモラルを持って、社会人として自立した上で作品を制作することを選びたい。

一日遅れな事に気付いて慌てて更新です。毎度ですが。

今日は伏見の方は凄い雨と雷でしたね。京都全体でそうだったようですが。おそらく350m以内で落ちたんじゃないかと思います。でも夏の大雨と雷は風情があって好きです。

光と音の間隔(秒数)をざっくり数えて、自分を中心点として雷がだんだんと移動して行く様を想像するのは楽しいですね。
あと、同様の現象が人間には移動不可能な広範囲に渡って同時多発的に起こる感じ。100m先で起こったと思ったら数十秒後に何キロも先で鳴り、また300mくらいで起こる。その様子に耳を澄ませて雨雲の規模とか早さを想像する。これも楽しい遊びです。

同時に、雷を、かみなり、かんなり、かんだち、いなずま、いかづち、ごろつき、らいさま(wikipedia出典)といろんな名前で呼んだ時代の事とかに思いを馳せてみたり。科学も神話も思考体系の在り方のバリエーションとして等価に考えるのが好きです。

さて、報告と言いますか、スウェーデンでのVJアクトの動画を編集しましたのでご紹介。

MIYANAGA Akira VJ act, Visualization for Mokira
VOLT2011, 11 June 2011, at Uppsala Konsert & Kongress AB, Uppsala, Sweden



映像にかぶって来るうざったい影は本人です。すいません。しかたがなかったんです。
VJと作品の世界観をにじり寄らせて行く、と言う僕の狙いがある程度実現できたかなと思います。まだまだ精進ですが。

それからこれにも旧作が出張しているようです。展示の様子等はまだ見ていないのですが、有り難い事です。宮津大輔さんにはWondjinaのedition1を購入して頂いております。


他にもアートタイペイにもちょこっと持って行かれるのと、「地の灯について about the lights of land」のメインイメージをフランスで上映して頂けるとの事で、先日メディアを送付したところ、これはまた詳細告知致します。もう言っていいのかまだオフレコなのか確認できていないです、すみません。

そんなこんなでやっております。
大きな、悲しい訃報もありましたがやる事やらにゃと思います。いろんな意味で社会や身の回りの動きを感じる今日この頃であります。

8月中にHPつくるのとアー写撮ってもらうのが目標です。


宮永

夏ですね。
「7月暑くて寝ジュラーイ」てな中学生の英単語の覚え方を思い出します。
そんな暑い季節はちょっとブレイク・・・したいとこですが、生活の糧の仕事も、勝手な仕事も、なかなか休ませてくれません。


ということで、ブレイクといえば、この作品。


今月の作品:


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碓井ゆい 作 「broken flowers」(・・・のカケラ)


こちらは、僕も参加していた2009年の「After school・放課後の展覧会」という展覧会での碓井さんのインスタレーションで使われていた作品の一部です。
(ちなみにその様子はこちら
タイトル通りのブロークン・・・や、ブレイク違いでしたな。


インスタレーション作品というのは一度きり、その場限り、一期一会、ゆきずりの恋・・・ということで、全てをパッケージして残すのは難しいですが、今作も例外ではなく、やはりこのロケーションあってのインスタレーション。
で、展覧会終ったあとに、碓井さん自ら他の出品作家や関係者に「よかったらどうぞ」とお裾分けいただいたのが、筆者のコレクションとなったわけです。


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その時の模様。
お裾分けに群がる人々。


花や柄や色は色々あって、皆それぞれ吟味して選んだのですが、そこはがめつい男こと私。
上記画像は「夏っぽい」のを一点選んでますが、実はこんなにもらっております。


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タダでもらえるからって調子に乗りおって!
各種の破片を取り揃えちゃってます。


まあ、これは例えば
「飴が会場に敷き詰めてあって、鑑賞者はそれをひとつ持って帰ってもよい」
的なコンセプトのインスタレーションの持って帰った飴が「コレクションだ!」と言ってもそれはたんなる飴ですから、てな感じのもので、これ一点一点が作品という感じで作られたわけじゃ無いと思いますが、せっかくなんであのインスタレーションのかけらを自宅でも再現、てのもいいじゃないですか。
飴よりは絵になる気がしますし。


この碓井さんの作品の面白いとこは、買ってきた飴とは違い、壁紙の貼ってある壁の様なものを自分で作って、さらに壊す事で作品として完成する、というとこにあるかと思います。
一生懸命色塗って、絵を描いて、出来た瞬間に壊す!クラッシュ!
「破壊と創造!」ならぬ「破壊が創造!」ですな!
爆発だよ芸術は!
(あ、とは言え放射能とかは無しの方でお願いします。)


で、その作っては壊して展示したものをまたもらって額に入れて保管して繰り返すこのポリリズムあの衝動はまるで恋だね。


ということで、巡り巡って我が場末に届いたインスタレーションのかけら。
四季に合わせて掛け軸のごとく、飾りたいと思っています。


ちなみに、碓井さん作品のコレクションは他にも持ってます。
最近のはこれ↓


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「old board の new seal」
こちらも見ての通り。中古のシール?ってか中古風のシールです。ヴィンテージシール(?)
誰がわざわざ使うねん!てなシールです。
これは碓井さんの一連の仕事を見事に表した一枚ですね。
お求めやすいお値段ですので、ぜひ皆様も探してゲットしてみて下さい。


さらにちなみに、現在有馬温泉で開催中の「有馬温泉路地裏アートプロジェクト2011」に碓井さんが出品されてます。
こちらは会期が11月23日まで延長となってます。
こちらでは、上記の碓井さん作品の流れのものと、ある種真逆(?)とも言えるビックリ新作の両方が、温泉とともに味わえます。


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名物炭酸煎餅も・・・って、なんか縮尺おかしない?


筆者も4月に温泉と卓球とともに堪能してきました。
皆様もぜひ温泉でブレイクしてみて下さい。

透明な光がまぶしい季節ですね。夏は得意ではありませんが、この光を感じることにはうっとりします。
そして京都の夏はみなさんもご存知のこの厳しさ、、、私も夏がくる度に自問してしまいます。「なんで私はこんなむちゃ暑い京都にいるのでしょう?」。そうです、こんなに暑さが厳しいと、あえてここにいる理由付けをつい考えてしまうわけです。
私は暑さ寒さはさておき(というか、それはちょっとばかりガマンするとしてでも〜)、他の魅力があるのだろうと思います。それは永い時を経て続いてきた京の町の清めではないかと思います。少なくとも私にとってはそれが居心地の良い部分だと思います。ものを作る上でも暮らす上でも身の回りのフォーマットとインターフェイスというのはとても大切だと感じるからです。京での清めは季節毎の行事や町の計画にしっかりと含まれているし、ひとりひとりの意識の中にも根づいて、それが自律的に循環していると感じます。
それが私たちがこの身を置いておきたい京都の、すっきりしているようで緻密な、個人的なようで共同体的な、おしなべて深い特質かと思っています。


それでは、みなさま、夏バテにはくれぐれもお気をつけて下さい。
どうぞ、暑さに負けずすがすがしく過ごせますように。。。


(昨日ちょっと実家に帰っていました。夏の庭、ごっちゃりしてますねー。)

niwa01.JPG

今年もこうして、夏が、来ましたね。
今頃は、どこでおすごしでしょう?


先日、長野の「ギャルリ夏至」さんで梅雨あけをむかえました。
夏の鮮烈な陽ざし。
きれいすぎて、毎日クラクラしていますけれど。
おかげさまでmama!milkの新作アルバム「Nude」、発表にむけての準備がはじまりました。
パッケージのデザイン案にハッとさせられたり、
音質はよりブラッシュアップされたり。


2011年に生まれた音楽「Nude」の新しい旅のはじまり。
なんだか、本能的で、野性的な、しなやかな旅になる予感。


それから。
また、新しい編成で演奏することになりました。
今度は、アコディオンとコントラバスに、トロンボン2本と、フルート2本のアンサンブル。

奏者の icchieさんや、イーノさんをイメージしながら、五線紙の上に音符をおいてみたり、動かしてみたり。
これまでに何度も演奏している曲も、編成がかわると、違う可能性が見えてきてスリリングですね。

今週末からリハーサルをはじめて、8月には、京都の「social kitchen」や、静岡の「ヴァンジ彫刻庭園美術館」にてお披露目です。
新しいアンサンブルは、どんなふうに響くのかしらん、と、とっても楽しみにしているところ。


まったく、クラクラしてしまう、この暑さや、色々のこと。
あいかわらず大変なことも続きますけれど、ひきつづき、しなやかに、すごしましょうね。

またすぐに。


かしこ
祐子
mama!milk

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六月の日差しは強かったですが、7月に入って落ちついてよかったです。
それでも、暑いですが。


さてさてそんな暑い中、11月の展覧会に向けて撮影をしてます。
お陰様で、腕と顔は焼け焼けです。


11月に2つ展覧会を予定してまして、その一つが愛知県美術館での小企画個展です。
メインの企画展がポロックなので、負けないように気合を入れてます!!
行き慣れた美術館で展示するのは、なんか不思議なうれしさがあります。
7月頭に投影テストやDMのデザインの打ち合わせを行ない、いよいよという感じです。
今回の新作は、撮影に入る前にかなりフォーマットを決めて撮影をしています。
後、少し変わった展示を考えています。上手くいくか不安ですが、チャレンジジョイですね。


と言っても、やはり撮影をしながら考えるのがあっている人間なので
京都の国際会議場近くにある宝ヶ池へ。


前々から撮影へ行こうと思っていましたが、近いからいつでも行けると思って、行ってなかったのですが、とても良い場所でした。
それに「宝」が付く池のなので、思わぬ出会いがあるかもという変な期待感もあったり。


平日の12時ぐらいから19時近くまで撮影。
我ながら、よく飽きずにおるよな~と思いながら。
我ながら、贅沢な時間の使い方やな~と思いながら。


池や湖がある場所の空は、反射があるためか色合いがちょいと違います。
また、雲の動きによって池の見え方も変化します。
夕方には積乱雲が出てきて、雷も見えました。
ライブで見る風景の変化には、やはり敵わないな~と改めて思います。


日焼け生活まっしぐらです。


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今月は、敦賀→ロシアクルーズの船内でマトリョーシカ絵付け教室をやってきました。
50〜80才位の方が多く、「孫へのお土産にするんだ。」「この旅一番の思い出の品にするんです。」と、
本当に教室に賭ける意気込みがすごすぎて、応えられるのか不安でいっぱいだったのですが、仕上がりはどれも素晴らしく、
私、心を動かされました。下の写真はお客さんの作品達。


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ウラジオストクには一日だけ上陸できたので、一人でブラリ。
教会巡り、人形劇、百貨店、ロシア料理。と、自分の行きたい所ばっかり気ままに。


一番心に残ったのは本場のロシア正教会。
建物が魅力的だったのはもちろんなのですが、素晴らしかったのは現地の人々の祈る姿でした。
礼拝堂の中にいて空気を感じるだけで、思いの強さが伝わってきました。
自分の今後の制作にきっと今回の体験が大きく影響するだろうなぁと感じたし、そうでありたいと思いました。


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思えば、一人きりで外国の町をウロウロする事ってほんとにこれまでなかったなぁと思います。
はじめてのおつかいみたいな、ちょっと強くなったような、そんな清々しい気分で帰ってきました。
そんな風に楽しく過ごせたのもロシアの人達がとってもあたたかかったから。
英語も通じない所だったけど、困ってたら優しく案内してくれました。


船にいる間は、教室以外はTVもインターネットも音楽もない中で、海を見てぼんやり。
一生の間でこんなに何もしない事ってあるんだろうかという位、頭カラッポでした。
ほんとに何もしない、考えない、という時間も私には必要だったなぁ。すごいリフレッシュ。


今月は、もうすぐニュートロン東京で開催されるグループ展「来るべき世界」に参加するのと、
7/30に京都タワーで開催される「夜ふかし市5」でのライブペインティングがあります。
暑い中ですが、足を運んでいただければ幸いです。


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