アーティストブログリレー

ARTIST BLOG RELAY

だいぶ暑くなってきましたが、引き続き大学の彫刻科でアシスタントをやらせていただいてます。
アシスタントという先生でもなく学生でもない中間的な立場なので、学生との距離感がとりづらく初めのうちは戸惑ってしまいます。ましてや普段こんなに若い男子女子に触れ合う機会もここ何年かはなかったので、本当に緊張してしまします。最近はだいぶ慣れてきましたが。


そして、学生にも少しづつですが僕の存在を認めてもらえるようになり、名前で「花岡さんっ!花岡先生っ!」と呼ばれるとガチでにやけるし、純粋に嬉しいし、毎日こんな仕事している人達を羨ましく思います。


ときどき青春の1ページを垣間見ることもあります。
なにやら制作室の前の廊下で男女2人が話しこんでいて、僕はてっきり作品についての話をしているのかと思っていました。しかも結構長い時間おなじ場所でずっと立ったまま話していたので、まじめな学生もいるもんだなと関心していたのですが、あとからその男子のほうが教職室に駆け込んできて、「ふられちゃいましたっ!」とさわやかな報告にびっくり。
次の日からは彼は制作に心を切り替え没頭しております。
彼らは、制作も然ることながら恋愛のほうも充実しているようです。ハチミツとクローバーを思い出します。


それと同時に、こんなに若くて世代の感覚も違う学生がいったいどんな作品をつくるのか?気になるところです。彼らはこんな時代に何を思っているのでしょか。


そして話は原発の話しへとすり替わりますが、これからの時代、我々は原子力とどのように付き合っていくべきなのでしょうか?人間と原子力が共存できる日は果たして来るのでしょうか?


最近、ある方から原発廃止のための署名を求められ、いざとなるとすぐには署名できない自分がいました。原発を推進する訳ではないのですが、原子力発電が日常として実用化されるようになってだいたい半世紀くらいでしょうか?この錬金術にも似たウラ技に近い核エネルギーが今日まで必要とされ続けてきたことを考えると本当に廃止することが可能なのか?という疑問と、世界中の最先端の科学技術をもってしても核をコントロール(核廃棄物処理問題について)することはできないんだと考えたときに少し怖くなったからでした。
そしてこの署名を期に核について考えていくことの重要性に気付かされました。


例え核廃絶についての賛否を世論調査で統計するにしても、個人レベルでの核にまつわる知識のある人と無い人によって賛否が大幅に変わってくると思うので、まずは一人一人が意識を高め考えていくということが重要になってきます。
知識の無い人に賛否の答えを出してもらうことはとても危険な事だと思います。
なぜなら当事者意識の無さに比例して、それらに対しての知識も希薄になっていくように思うからです。
核の廃止を唱える前に、まずは「誰かが何とかするだろう。」という考え方自体を根本から無くしていくべきなのだと思いました。


たまたまWikipediaで辿り着いたところにいた、明治時代の政治家 田中正造はこの様な言葉を残しています。


「真の文明は 山を荒らさず 川を荒らさず 村を破らず 人を殺さざるなり」


この様な現実として追い詰められた問題が付きまとう中、今の若者はいったい何を考え何を創造するのでしょう。
夏の作品展楽しみです。


上賀茂神社アートプロジェクト2011
2011年7月23日 [土]ー31日 [日]  10:00~17:00     会場 京都市上賀茂神社です


そして今夜、この外国人4人が歌います。

 kraftwerkで 「Radioactivity」


おやすみなさい


宮永です。


先月すっかり、ブログをすっ飛ばしていました。
スケジュールがキツかったと言うよりは新しい試み、初めてやる事が多すぎでパンクしかけていたと言うのが正直なところです。
申し訳ありません。


5月末に行われたMOVING~映像作品上映会~(来て頂いた方もいらっしゃるかと思います、1ヶ月遅れですが、本当に有り難うございました)の後、ちょっとスウェーデンの方に行って来たためです。こちらはVJとして。


順番に振り返ってみたいと思います。


今年のMOVINGは、来年の映像展のプレイベント的な扱いとして行われました。コンセプト文にもあるように、映像と言うメディアの可変性、と言うかメディア横断性みたいなものがテーマなんだと思います。実験映像や、芸術としての映像と言うものが社会とどう関われるのか、実行委員の林さん、水野さん、僕、&ART(のN氏)とフィールドさんが兎に角手探りながら作り上げたイベントではなかったかと思います。


京都シネマとモントレ京都にいらっしゃった方にどう捉えられたのか、スウェーデン行や、後で述べる東北行を挟んでいてまだ僕はご来場頂いた方のアンケート等を拝見してはいませんが、運営に携わった方々の頭数から考えると大きな規模の、チャレンジングなイベントだったと思っています。


無論、色々課題は残りました。ですがそれもやってみて初めて具体的な意味で見えて来た課題だと思っています。これから総括して行かなければ行けないですが、上映会とアートフェアに来て下さった皆様、参加して下さった作家の方、トークに来て頂いた作家の方々ゲストの方々、この場を借りて再度御礼申し上げます。有り難うございました。


個人的な感想としては、大学時代の学内展セク長経験が役立ったな。。。あと、トークの司会は怖いっす。


MOVINGは5/20-5/22でしたが、それから一週間と少しの6/4にはスウェーデンに向かいました。
Volt(http://www.voltfestivalen.se/)と言うフェスに参加する事が第一の目的でした。ただもちろんカメラを背負って、撮影旅行も兼ねてです。


僕のアトリエ時代の友人が現在スウェーデンで作家活動中、その彼氏がSwedish VJ Union(http://www.vjunion.se/)に所属しているVJ(http://www.vjunion.se/vjs-crews/vjs/martin-soderblom/)で、彼が京都に旅行に来た時になんというか意気投合して僕も出る事になりました。


滞在先は彼らの家、10日間ほどいたのですが本当に至れり尽くせりでした。
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Photo by Martin Söderblom


皆でストックホル近くのアーキペラゴ(群島)の1つ、Birkaと言うバイキングが街を拓いた島にいったりしました。
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Photo by Martin Söderblom


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Photo by Martin Söderblom


またMartinと二人でカメラをもって、これもバイキングに縁が深く、歴史のあるSigtunaと言う街へ。汽水域なので、鼻にくる程の潮の匂いは無く、またスウェーデンの気候は基本的にドライなため、本当に爽やかでした。彼は写真、僕はビデオを撮りながら、ぼつぼつと語り合いながら、と言う穏やかな撮影を僕は日本ではしたことがありません。

あちらは夏は日没がものすごく遅く、写真は夜7時8時くらいですが、夕方の様な美しい光の時間帯が長く続きます。
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Photo by Martin Söderblom


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Photo by Martin Söderblom


北欧ではご存知のように、夏とは対照的な長く暗い冬があります。僕はあちらの冬は経験した事は無いですが。それ故に夏の時間は彼らに取っては眩く輝く時間なのかもしれないと思いました。暑くなってもからっとしていて、奇麗な光の夏を楽しもうと言う精神性があるのだと思います。日本のうだる暑さは、これはこれなりに多くの精神性を生み出すとも思います。前にブログに書いたかもしれませんが、酷暑の中全てが白日の元さらされ風景のリアリティが変わってしまうような、あるいは時間が停まってしまいそうな日本の夏の昼下がり、は、(しんどいけど)僕の好きな感覚の1つです。だからどちらが良いとは言えませんが、ストックホルム近郊のあまりに北海道に酷似した風景と気候は僕にとって凄く親しみやすく、それゆえ精神性も好ましく思えました。


気候だけでなく、スウェーデンの国の在り方と日本と言う国の在り方も大きく違っていて考えるところ、多々ありました。あちらの人口は449,964平方km、人口は900万人チョイで人口密度20人/平方km、日本は377,914平方kmで人口は1億3000万、密度339人/平方km(中国より多い!)と言う事で、もはや国と言うものに対する根本的な認識が違って来るレベルの差だなと思いました。


いわゆる福祉国家も、首都近辺の便利な交通網(バスも鉄道も基本的に会社が一緒でICカードが普及してて乗り降りも乗り換えもスムーズ)、カード社会の利便性も、面積と人口の比率故に可能なのだろうな、とか。定時に仕事から帰れる社会とか。


友人が言っていた面白い話で、ストックホルムシンドロームと言うのがあると言う話。ストックホルムの男性はそろそろ身を固めないとと思って焦りだすのが40代だそうです。日本だと30代ですよね。関係ないけどスウェーデン男はシャイで女性からの告白がほとんどだそうな。。


アートに関しては、やっぱり国からの奨学金やらが充実している、というかアートに限らず年を取ってから大学に入り直すとか、そういった知に関する選択肢も豊富だそうです。
アートとマーケットを繋ぐと言う事は重要な事だなと思うんですが、国家単位でそれが必要で重要なものだと言う打ち出し方はやっぱり日本からみると羨ましく思う、と言うのが本音です。競争原理はある目的にそった淘汰の原理で、多様性の保存に向いているのかどうかは難しいところ。強いものが残るのだから良いものも沢山出て来るでしょうが、アートを1つの山として捉えた時に切り立った塔の様に酷薄なものにならないかと言う懸念はあります。なだらかで大きな山も美しい筈。僕は今そう思っています。


Volt2011も、述べた様な北欧の精神性がすごく現れた良いイベントだったと思います。つたない英語で多々苦労しましたが、それは僕の力不足。

観客の層が老いも若きもと言う感じで、また日がなかなか沈まないからデイイベントの様な印象もあり、リラックスしたムードのお祭りでした。もちろんAlva Notoとかバキバキの感じもありつつで、幅の広いイベントだったと思います。

僕自身のVJにおいても、VJ用のやり方と作品の在り方の乖離が長い事悩みの種だったのですが、それが今回ある程度解消された気がして、得るところが大きかった。日本では中々みられないヴィジュアルも大事にしたフェスだったし、同じくVJをしていたKubKub(http://www.kubkub.org/)に"Great work!"て言われたのと、ハリーポッターの若い頃みたいな若者に"Good work! Thanks a lot!"て言われたのは一生ものの思い出になりそうです。


さて、、MOVING、Voltともに僕のなかで重要な経験だったのは疑いないのですが、やはりずっと気になっていたのは東日本大震災の被災地の事でした。原発の事が心配なのは言わずもがなですが、一度撮影して回った東北が僕の現在の主な関心事です。


なので6/14の帰国後、すぐ準備に取りかかってとりあえず言ってきました。
以前の東北行は花巻に行った後、諸事情で仙台に下り、塩竈、石巻、女川、雄勝、北上川河口(追波湾付近)、気仙沼、、、と周り宮古から盛岡に域、青森方面へと言う行程でした。

今回とりあえず高速で石巻まで行き、そこから以前とは別ルートで北上川河口に向かいました。そこから以前と同じルートで気仙沼の方に抜けようかと思っていたのですが、以前通った北上川を渡る橋が通じでおらず、またその付近もかなり被災していたので、一旦撮影を開始しました。


状況など詳細は割愛しますが、山形の方から来て復興作業をしていた土木業者の人曰く、その橋のすぐ近くにあった大川小では80名程生徒が津波に流されたとの事。


また同じ人から、女川の悲惨な状況を聞かされ向かう事にしました。
今回の災害に関し僕が現在何か偉そうに言える立場に無いと思うので、とりあえず動画からのキャプチャ画像を添付します。


これは女川に向かう途中の雄勝の映像です。
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女川です。
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現実を前に無力感に打ちひしがれると言うより、現実を捉えきれずに無感動になる、と言う感覚でした。自分の中でこれらを総括するには時間がかかると思いますし、また自分が映像を撮って来たと言う事の意味も、まだ考えきれていません。ですが考えなければ行けない事だと思っています。日常とアートと、映像と、人間について。


穏やかな北欧を見て回った後、東北の現実に触れたと言う事が、僕にとって無駄な事ではないと言う事しか今は言えないです。


ではでは、長くなりましたが(まとまってもいませんが)今回はこの辺で。


皆様こんにちは。いや、もういっそ暑中お見舞い申し上げます。


急に暑くなりましたね。
まだ6月なのに、そんな事つゆ知らず(※注1)といった感じで、
梅雨に「お疲れサマー(※注2)」と言わんばかりの勢いですね。
さすがにこれはホットけないよ(※注3)といった具合です...。


先日京都カフェアンデパンダンにて開催されたイベント「night cruising」に出演して参りました。
night cruisingもアンデパンダンもこれからガンガンやっていかれますが、
会場の都合などにより、アンデパンダンで開催されるnight cruisingはこの回でラストとなりました。


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アンデパンダンにもnight cruisingにもホントにお世話になっているので、とても寂しい気持ちです。
「場」がいかに大切なものか、昨今の状況も含め、色々と考えさせられます。


ちなみに次回のnight cruisingは大阪開催で、
先日home nomalより新作「credo」をリリースされた原摩利彦さんも出演されます。
FourColorさんやSJQさん、[.que]さんのライブなどとても豪華な内容になっておりますので皆様も是非
遊びにいかれてはいかがでしょうか??もちろん僕も行く予定にしております。
http://www.nightcruising.jp/


僕自身も色々と事が動き始め、少しずつ慌ただしくなって参りました。
またここでもご報告できるのを楽しみにしております。


ではではこの辺で失礼致します!


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※注1 「露」と「梅雨」がかかったサマージョークです。
※注2 「お疲れ様」と「サマー」がかかったサマージョークです。
※注3 「放っておけない」と「Hot」とかの名曲「ほっとけないよ」がかかったサマージョークです。

雨期ですね。
しかし、名前とは裏腹にウキウキとはしませんな。
ただでさえ濡れるのがアレな季節なのに、今年の雨はアレが含まれてるかも、な黒いアレかもしれない、いや、それは大袈裟で過剰なアレでただちにアレにアレすることはないとかで、って、じゃ、ただちになくてもいずれはアレするのかも・・・と、例年以上のモヤモヤなウキ。
長くて、洗濯も選択もナマ乾きにて、心だけがカラカラと乾く、そんな雨期ですな。


んで、結局モヤモヤの果てに、一時の休息なのでしょうか?はたまた何かしら諦めたのでしょうか?
先月に引き続き、寝そべる私であります。


そう言えば今年の1月、いい展覧会を観て、そこで作品を思わず買ってしまったのですが、その作品がこのウキの寝そべりに相応しいということで、紹介します。


今月の作品:


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田辺朋宣 作「ポーズするカエル」(60点あるシリーズのうちの1点)綿布にアクリル 10cm×18cm 


タイトルからして、カエルくんです。ゲロゲーロ。ゲロゲリゲゲゲ。
これは今年始め、ギャラリーwks.というギャラリーで開催されてた田辺さんの個展で出されていた作品で、色々なカエルのポーズを描いた作品が多数壁に並べられていました。
そのポーズというかフォルムというか、少ない色数で描かれたそれはなんとも艶っぽい魅力がありました。
しかも1点1点販売されるということで、「壁ごとください」なんてアラブ石油王コレクターのようなことはできない僕にとっては、ありがたい〜と1点購入を決意しまいした。


ところが、ありがたい事が1点・・・じゃなくて一転。
1点選ぶということは、1点しか選べないということで・・・いや、別に数点購入すればいいのでしょうが、財布が・・自身の経済状況が・・・それ以上の失点(?)を許すわけもなく・・。
前々回紹介の「うまい仏」選ぶ時同様、最終選考に3点ほど残りまして、結局選んだのは、3番目くらいにつけていたこの作品となりました。
何故、3番目くらいを?かというと、決めてはティッシュでした。
そう、鼻紙。ちり紙。ティッシュペーパーです。


性別不明な怪しいカエルが、こちらに「ほら、ティッシュ」と差し出してます。
これは、アレの後のなのか?それとも前なのか?
「♪独りでアレを〜〜、」なのか?「♪それから〜アレも〜」なのか?


とにかくは、「これ、僕が引き取らなあかん気がする」となった次第です。
まあ、単刀直入に言いますと、僕自身がこんな作品を作ってもいますから。
このシリーズから1点買うとしたら、この鼻紙挑発を他人に譲ってはならぬ〜とキウチズムがうずいたわけですな。


田辺さんの作品は、他にもポップで艶のある小気味よい平面作品が多くて、注目してます。
ちなみにこの時の個展「夢のあきらめ旅行」(タイトルも秀逸!)では、このカエル作品とは別の壁に、ポストカードサイズのドローイングが多数あって、それも凄く良かったので値段聞いてみたら、そっちの方は「非売」でした。
うそ〜〜ん!こんなに素敵で、しかも買いやすいサイズやのに〜。


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ちなみにこちらは同展覧会で出されてたさらに別の作品(案内チラシより抜粋)
これぞまさに寝そべる人たち、ですな。


購入したカエル作品の方は現在、場末の準備室にて、八百万の神々と一緒に保管されてます。


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(嗚呼、もっと部屋を整理せねば・・・。)
というわけで、このティッシュのカエルを眺めながら、「ウキのあきらめ」をなだめていただいてるという次第であります。


*ちなみに、今月の引用歌はこれです。



(*オシャレなサイト用に、オシャレな方によるカバーの動画にしときました。「オシャレ」の感覚が古い?)

思えばずっとこまごま忙しい日々が続いていました。
数日前から喉がとても痛くなり微熱が続き、風邪かな~と思っていたのが、ふとあごの下の左右に手をあてるとぽっこり腫れている。これはもしや懐かしの?
そう、扁桃腺でした。扁桃腺が腫れるのは子供のころのものと思っていたのに大人でもなるんですね。
お薬をもらいにいって、ちょっと一安心です。


忙しくとも自分が楽しくリラックスできる状態を持続できるといいのですが、自分の修復時間も必要な時もありますね。自分にとってその方法は何と言っても他の人のクリエイションに触れるということ。
美しい文章、デザイン物、他、どんな分野でも構いません。---もちろん仕事を通じてそれに触れることのできる幸せなときもあります。重要なのはそこに含まれる態度と、感性だなぁと思います。


さて、先日はMOVINGというイベントに参加させて頂きました。
映像を通じてさまざまな感性を共有するだけでなく、作家たち自身が企画・運営したこのイベントに、とても重要な可能性を感じています。もちろん運営委員の方々はほんとうにお疲れだったと思います。準備もさることながら、なにせART FAIRではみずから売り子もし、京都シネマではトークの司会をし、と期間中フルタイムであっちこっち飛び回って下さったのですから。ほんとすみずみまでD.I.Y.でしたね!ご来場の方々にもよろこんでもらえたのでは、と思います。
また、この場をかりまして、京都シネマやKYOTO ART FAIRにご来場下さったみなさまにもお礼を申し上げます。ありがとうございました。


わたしたちには自分を売り込む場というよりも、人と何かを分かち合う場が必要かと思います。
深度と強度のある、そしてリラックスした関係を築くことが出来たらと願っています。
そう、思考が冴え渡るようなあらゆる意味でのリラックスのためのクリエイション。それが本望だなぁ、と思う私です。
そういえば今日はTシャツを1枚買いました。ところどころ手縫いの箇所があるのと染め方が気に入りました。これを着る楽しみはリラックスにほかならないなぁと思いました。
なんだか、わかるような? わからないような? 日記になってしまいましたね。


ではまた。

どの植物も、夏に向かってぐんぐんのびてゆきますね。
この頃はいかがおすごしですか?


今日はmama!milkの5月の演奏旅行のおみやげが2つ、あるんです。


一つは茨城のお店「sovasova」の記録。
つい先日3月11日まで、美味しいガレットや素敵なモノと一緒に人の集っていた楽しい場所は、私たちも演奏させていただく予定だった5月には、壁の大谷石はくずれ、光がさしこむ中に、ただピアノだけが残る静かな場所となっていました。そして、一昨日、この建物は取り壊されたそう。


もう一つは福岡、九州大学総合研究博物館の企画「Breathing 旧工学部知能機械実習工場展示」での演奏会、リハーサルの記録。ご一緒しているのは、約100年前の工作機械や骨格標本。私の隣は、ヒクイドリ。


月日の流れてゆく中で、
消えゆきながら、私たちの心に刻まれてゆくもの。
残りつづけて、新しい物語を紡ぐもの。


日々そんなことを感じたり、ご一緒する方々の生き様やなんかの、きれいなものをたくさん見ながら、
そう。決めました。


今度のmama!milkの新作アルバムのタイトルは「Nude ヌード」。
狂おしく、何があっても、しなやかに。そんなふうな新作です。


明日からまた旅行にでます。
6月14日の頃は、某作家さんのアトリエに籠ってレコーディング真っ最中の予定。ということで、今月のお手紙は少し早めに。


素敵な夏でありますよう。
かしこ


2011年6月8日
生駒祐子
mama!milk



piano: yuko ikoma, camera: kosuke shimizu
at sovasova(茨城) 2011年5月28日


sovasova_mama!milk.jpgありし日のsovasova


accordion: yuko ikoma, camera: kosuke shimizu
at 九州大学総合研究博物館内 旧工学部知能機械実習工場 (福岡) 2011年5月21日

ブログ公開が3日過ぎてしまいました...。すみません。

"アートフェア京都"開催中は、昨年は関東での展示の搬入と重なって観る事ができませんでした。
今年こそは...!と思っていたら東京での展示の搬入日と重なり、まさかの同じ理由での見送り...残念です...。

展覧会は誰が展示してるかももちろん興味深いのですが、どんな場所でしているのかも私はとっても興味があります。
興味を持つきっかけになったのは、大学生の時に島まるごと会場になっていたヴェネツィア・ビエンナーレを見てからでした。
それまでは美術館やギャラリー等、建物にしまわれた作品しか見た事がなかったので、あまりの規模の大きさと自由さと非日常さにものすご〜く刺激を受けました。


という訳で、"アートフェア京都"。ホテル全体を使った展示。写真でしか見た事ないですが、ホテルの至る場所に作品がある様はものすごくレアな不思議な特別感がありました。来年こそは観に行きたいです。


そういえば先日観に行った、"マルチプル"展もカフェやその2階の小部屋で展示されていて、"PRINZ"というスタイリッシュな空間にスタイリッシュな作品の数々がとてもマッチしていて素敵でした。


展覧会をする時は、自分がその時表現したいもの以上に、展示する空間を見て、そこからインスピレーションを得て、それから制作する事が増えてきました。写真は先月京都のARTZONEで展示した作品ですが、この建物の8m程ある吹き抜けを利用して展示したなが〜い作品。他の場所で展示できる所ないかもしれないけど、ここでしか見れない、できない、というのもいいなと思いました。


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