
This is Art
こんにちは、ヤマガミです。
もう、蒸し暑くて倒れそうです。何年夏を経験しても一向に慣れません。
さて今回も勝手な僕の戯言を綴ります。
先日、昼間にコンビニへ行こうと歩いてましたら、何やら空に向かって怒鳴っているご老人がおられました。
最初は、そのご老人の対面に腰掛けていた、サラリーマン風のおじさまと口論になっているのかと思ったんですが、おじさまは、うつむき、そして沈黙。ま、独り言みたいです。僕がここで、この事をブログに書こうと思ったのは、何もこのような光景自体に興味が沸いたとか、そのご老人が何に対して、どのような事柄で、と、言うことではありません。その方への非難や嘲笑でもございませんので、あしからず。
特に珍しい光景なわけでも無かったのですが、その日は何故かこの様な光景を見た時に、ふとある考えが浮かびました。
※これは〈アングリープロジェクト〉と言う、ハプニングアートで、世界各地で、空に向かって怒りをぶつけます。
と、いうキャプションがあれば、立派な作品なのかなと。
はい。妄想です。ごめんなさい。
でも、この「This is Art」は、魔法の言葉だと思いませんか?この言葉さえ付けば、何かこう、急に高尚な行為や物質に見えてくるのです。まぁ僕だけかもしれませが。
しかし実際にこの「This is Art」的作品をよく見かけるのも事実です。この冠言葉がなければ、ゴミ一歩手前(失礼!)、冠言葉付きで、芸術作品。画廊内で、嘔吐してみたり、学芸員の排泄物を展示したりするのも、まさしくこの類ですね。僕の個人的な見解ですが、いつもとは少し見方を変えてみる事で、新しい価値を見いだすという作品が多くなってきている様な気がします。人の概念を変えることは、相当骨が折れますが、それをいとも簡単にシフトチェンジさせてしまう言葉が「This is Art」でしょう。さぁ皆様、この無敵の魔法を駆使して、どんどん作品を世に生み出しましょう!。。。は、冗談です。すみません。
しかし、本当にこの「This is Art」さえあれば、全てがアート化されるのでしょうか?
例題
絵が下手な芸能人の人が番組内で、変なキャラクタの絵を描いた。周りは大爆笑。そして下手だからこそ、画伯とか芸術とか言われてる。
このような光景、たまに見かけます。ま、変な絵自体がパワー持ってますので、ちょっと例えが悪かったかもしれませんが、やっぱりこれはアートでは無いように僕は思います。アートっぽいのかもしれませんが。
次の例題
炊飯器でご飯を炊いた。そのまま忘れ、1年間放置。思い出して、一人で開けるのが怖いので、人を呼んだ。開ける。びっくり。周りから、なぜ1年間も放置したのかと問いただされる。これはアート作品だと言い訳する。
あ、なんかこれはアートっぽいな(笑)でもやっぱり「ぽい」というだけで、芸術ではないような感じですね。かなりそそられますけどね。炊飯器の中を覗くの。
僕の勝手な考察では、やはり「This is Art」だけでは、作品ぽくなるだけで、アート作品自体にはなれないような気がします。
表層だけでなく、その作品の背景にある、思想や歴史みたいなものが、作品を作品たらしめているのでしょう。
表層だけまねて、「This is Art」じゃ、ただのコピー品ですね。そこに行き着くまでの、何らかの背景が見えれば、おぉ〜っ、いいじゃん、となるのかもしれません。先の話の嘔吐や排泄物も、言葉で聞けば、「This is Art」的ですが、実際はその作品の生み出された背景や、その展示環境などが大きく作品に作用して、とても面白く感じるのかもしれません。
となると、やはり、先日のご老人の前にキャプションが置いていても、作品とは思えなくて、何か悪質な冗談だと思うのかもしれません。
僕の妄想は、やっぱりただの妄想だったのですね。「This is Art」は魔法の言葉ではなかったみたいです。
しかし、本当にそうでしょうか?
もし皆様が、何もイベントや展覧会のない場所で、空に向かって起こっているご老人と、アングリープロジェクトのキャプションに遭遇したら、どう思います?
アート?
それともジョーク?
うーむ。。
なんて事を考えながら、蒸し暑い夜を過ごしております。
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