
タネマキマン
すっかり五月も後半ですか・・・。
藤川球児の背番号をみて「はっ、22日は・・・」と焦る日々。
1ヶ月のご無沙汰でした、木内です。
アンドアーター(ってそんな人おるんか?)はみんな元気だったかなーっ?
さて、5月は木、林、森、山、なんかの緑がもっとも美しいですね。
山はもう、あおあおあおあお!(保山宗明王さん風に)
まさに絶好の山系アウトドアシーズンの到来です!
もちろん、リュックにヤッケで山へゴー!
・・・と行きたいのですが、残念ながらその予定は全く無しです。
じゃ、ナニをしてるか?と言いますと、休日は専ら「山籠り」ならぬ「アトリエ籠り」。
そうです、私が作品の制作です。
来月に、ちょっと大きめのグループ展(当社比)が控えてまして、これには基本「オール新作」で望む所存であります。
また、スペースは小さいとはいえ1部屋与えていただいてますので、「ちょっと小さい画廊での新作個展」くらいの感じです。
そんなもんで、アトリエに籠って制作してますと、俗世間も忘れ、自己の表現について考えるあまり、つい深い哲学的思考に向かってしまいます。
「ハサミでマスキングテープとか切ってたら、刃先がねちゃねちゃになって切れにくくなるね〜」
「そういえば、ハサミでサンドペーパー切ったら切れ味良くなるなんて言うけど、あれ本当?」
・・・等々。
普段は忘れがちな、根源的な問に対して考えるあまり、
「我々はどこから来たのか?我々とは何者か?我々は何処へ行くのか?」
という、いにしえよりの問いに対しての核心に触れるかの様です、ワレワレワレ・・・ワレメちゃん・・・。
(馬鹿と鋏は何とやら・・・)
山といえば、我がアトリエの隅のこの山。
作品や材料や梱包材や日用雑貨やらが、山となって積み上げられてます。
ああ、この山から何とかしたい。
「A型が几帳面」だなんて、だれが言った!?
で、そろそろ搬入一ヶ月前で、さぞかし作品も次々出来てきてるんでしょうな〜、と思われることでしょうが・・・。
とりあえず、現時点で完成作品、1点もありませ〜〜ん!
じゃ、あんたここ数ヶ月、一体籠ってナニしてたのん?
と思われることでしょう。
いや、もちろん制作、してましたよ。
僕は、まあ、どういう作家か?と問われれば、簡単にいうと「ハイパーメディアクリエイター」(?)
要するに、「画家」とか「陶芸家」とか「美食家」とか「ビジュアリスト」とか「鬼畜系ライター」とか、ハッキリ言える肩書きが無く曖昧なもんで、何となく「美術作家」という言葉で誤摩化してたりします。
そんな節操のない自称クリエイターは、見た目には「いろいろやって、楽しそうやね〜」と思われますが、その反面、1回1回コロコロやること変えたりするので、特に技法、技術、素材研究、および余った素材の次回への繰り越し・・・なんかが弱い、という弱点があります。
なので、積み重ねによる進歩とか、余った素材を効率よく使い切るコストパフォーマンス性が低い、ということなのです。
そして、今回発表予定のメイン作品は、10年前に作った作品の新パターンなのですが、やはり当時より「効率よく、美しく、よりいい作品を!」と思うあまり、またしても一から実験、研究、等々繰り返し、現在に至る・・・という感じです。
(逆に効率、悪なっとるがな!)
なんて書くと、なんか凄いことやってるみたいですが、具体的にやってるのは「ジェッソ(下地塗料)塗り」です。
もう、ひたすらジェッソ塗り。
♪ジェッソ塗って ジェッソ塗って ジェッソ塗る〜〜!
まさに「スーパーソニックジェッソボーイ」です。
ワケあって初めて取り組んだ「寒冷紗によるパネル制作」のために、こんな感じです。
油彩の古典技法なんかで使う寒冷紗によるパネル作りですが、一応僕は油彩の専攻出身。
学生時代を思い出し、「ああテンペラとかこうやって描いてたっけな〜」なんて、あの油の匂いのたちこめる大学時代のアトリエを思い出し・・・・
・・・・って、嘘でーす!
テンペラとか古典技法とか、もっと言うと「ヌードデッサン」ですら、やったことありませ〜〜ん!
こっちの方も「モグリ」なので〜す。
いや、もちろん「洋画出身」てのは嘘じゃないですよ。
3流でも一応造形大卒よ。
ですが、どういうわけか?我が母校には上記の様な古典技法を教えるカリキュラムが一切なく(僕が行ってた当時ね)「イカニモ洋画」なものから遠く離れた、「髪の毛で作品作る」やら、「段ボールをちぎって貼付けてペンキ塗る」みたいなことやってる人ばっかりでした。
そんなもんだから結局「ハイパーメディアクリエイター」にならざるをえない(?)となってしまったのかも知れませんが、とにかく、この歳になってはじめて、「下地作り」を始め、いろんな友人にアドバイスもらいながら、改めてこの重要性を感じてる次第なのです。
おかげで、あらゆるやり方を試してる内に、作品が1つも完成せぬまま、1月前を迎えてるわけです。
しかしながら、これはまあ、大事な「種蒔き」みたいなものなんです。
今は右往左往しながらも、色んな可能性を試してるんですが、この「方々に撒いた種」が、展覧会直前に作品として結実する!・・・はずです。
いや、これは作品だけじゃない。
展覧会も同じや!(ちょちょちょ〜〜ん!←三味線の音)
昨年僕が言い出しっぺでやった「放課後の展覧会」なんかも、まあ自身が節操なくチョロチョロと10年以上、ウロツキ回った結果が、あのような素晴らしい(自分で言うな!)結果に結実した、と、自分で自分を肯定しちゃってもいいのかな〜〜、とか思っています。
そういう意味では、なかなか結果でなくて焦ってばっかですが、いずれはこの「種蒔き」がまた素晴らしい結実を見せることを祈って、種蒔き作業にいそしむ、そんな日々であります。
・・・ってまあ、いい種だけじゃなく「火種」撒いちゃうときもあるけどね♡

「火種を撒く人の為の習作」紙に水性インクペン 2010
もちろん「無駄に終わった・・・」という試みも多数ですが、若いうちは失敗してなんぼ!
・・・って、お前もう37歳やんけ!
まあ、僕の場合は、「どこで咲くかわからない珍種の花」が咲き、実がなることに最後の願いをかけて、「闇雲農法」な活動を続けていこうかと思ってます〜。
しかし、実際は実(金)が成ってもなかなか収穫できないんですけどね〜。
今月の引用句:「何のその 花が咲かうと 咲くまいと」(小林一茶)
(今回ブログ中の替え歌の元歌:ザ・ハイロウズ「スーパーソニックジェットボーイ」)
2010/05/24
ナカムラさま:
いや、展示するかは未定です〜。
こういう感じのであれば、いくらでも描ける気もするのですが・・。
しかし、増々「サヴィ」とかが遠ざかって行きます〜。
http://www.andart.jp/mt/mt-tb.cgi/271
ナカムラ
2010/05/22
これ、まさかあそこに展示するんですか〜?
ちょっと面白すぎですYO!