
映像作品と市場
ちょっとまじめな話を書こうと思います。
前に横浜のZAIMで「映像作品と市場」というシンポジウムが会った時の事を良い機会なので載せて置きます。
これはパネリストの森美術館のキュレーターさんが言っていた事です。
映像作品の問題点。
1:国際展で映像作品が増えている→すべてを見るのが難しい。
2:映像機器の進歩→古い機材が無い。
3:作品の保存→メディアが安定しないので保存するのが難しい。
4:空間の条件→機材の進歩で暗室に暗室にしなくても映像は見れるようになってきてるが、サウンドの問題がある。他の作品に影響を与えるので。でもこれも最近一点で聞けるスピーカーが出て来ているので解消されて行く問題みたい。
5:言語問題→字幕を入れる場合、翻訳にコストがかかる。特に英語圏以外の言語になる
とそのコストも上がり、翻訳してくれる人を探すのも大変。
1〜4に関して自分も思っていた事なのでやはりという感じでしたが、5は意外でした。
美術館側は初め映像作品を扱いだしたのは輸送費が少なくてすむからというがスタートだったらしいのですが、蓋を開けてみたら作品の裏側にかなりコストがかかる事を知ったらしいです。ビル・ヴィオラの展覧会のときなど、三管プロジェクター借りるため探していたが日本にはなく、急遽アメリカで購入したり、ヴィオラの作品はコンピューター制御なので、黒いボックスの固まりがいっぱいありそれを運ぶ輸送費が1000万ぐらいかかったのに見えてる部分はほんの一部。と大変だったとの事。
コレクションに関しても、DVDとマスターテープと作品証明書を桐の箱に入っていてそれを150万でポンと買えるかというとなかなか買えないらしい。1〜5の問題点が一緒に付いてくるので。
パネリストのギャラリストさんが言っていた事です。
映像作品を海外の美術館などに売るとき必ず、「マスターテープ」を付けろと
言われらしくそれが「mini-DV」ではダメで「ベータカム」じゃないと買ってくれないところがほとんどらしい。DVDの信頼性は低いみたいです。
最近メディアの変化が激しいためはデータでも良い所が増えて来てるみたいですが、それでも「テープで出せ」と言われるとの事。テープの信頼性はやはり高いなと思った。
あと映像作品を売り出そうとしても、ビデオアートのマーケットがないので売るのが難しいみたいです。
しかも最近はYou Tubeで自分の作品を公開している作家さんもいるらしく、益々売りにくいとの事。それを逆手にとって売り出して行くというてもあるけど・・・・・。難しい問題です。
ギャラリーで展覧会をしたさい、作品に値段を付けるのですがいつも悩みます。
発表させて頂けるかわりに少しでも還元出来ないかと思っているのですが難しいです。
映像機器の発達で映像作品が増えているのに対して市場は比例して上がらず何かほとんど平行線のままなんだなと思いました。
最近SDカードを使ったビデオカメラが増えてきましたが、私はDVで撮ってます。
撮ってもすぐに使わない素材もあるのでDVの方が便利です。
なので机の上に山が出来てます。
視覚的にもなぜか安心感を感じます。
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