
納品
先日、友人宅に作品を納品(?)してきました。
ずいぶん前からの約束だったのですが、やっと果たせて、ホッとしています。
依頼されてから作品をつくるというのは、作品をギャラリーに展示して、展示した作品が売れるというのとは少し異なります。
ちなみに、依頼というのは、以前展覧会のDMをつくってもらったので、そのお礼を作品で、ということでした。
で、話をもとに戻すと、依頼制作なんですが、なかなか難しい...です。作家さんによって意見は分かれるところな気もしますが、僕は基本的に依頼制作は「OK」だと思っています。もちろん、なんでもかんでもというわけではないですが。今回の場合は、作品内容は全面的に任されていたので、比較的ラクでしたが、描く前から人の手に渡ることが決まっているというのは、妙なプレッシャーを感じます。まだまだ、甘いのでしょうねぇ。
しかしそれよりも、ギャラリー等とは異なる、「生活空間」に作品を展示できるということに興味が湧きます。壁の状態をチェックして、物理的な展示方法を考え、サイズやパネル形状などを考えていきます。生活する人の動きも要素に含まれます。決して作品を鑑賞するための空間でなないのです。つまり、作品が「1番」ではなく、あくまでも「脇役」なのかもしれません。
なかなか難しいですが、「主張し過ぎず、かといって何も感じないのとは違う」という作品の状態は、ある種、僕自身が理想としているところでもあります。
さて、具体的に今回作品を展示した場所は、屋根裏部屋の階段部分の壁面という、ちょっと変わった場所でした。部屋自体は、なんか秘密基地みたいで、居心地のとてもいい空間です。
作品は、作品のみで存在するのではなく、展示される環境との関わりによって存在する、みたいなことを大学院時代の論文で書いたのですが、まさにそうだなあ、と感じました。いまいちど、このあたりを掘りさげて今後の制作につなげてもおもしろそうです。
「油絵のいい匂いがする」、というメッセージとともに素敵な写真が送られてきました。
そもそも何よりも、自分の作品を気に入ってくれる人がいることに感謝!!

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