アーティストブログリレー

ARTIST BLOG RELAY

Atelier

はじめまして。そして少々遅めでは有りますが、2010年、明けましておめでとうございます。


宮永亮(MIYANAGA Akira)と申します。現代美術の分野で映像を中心とした作品を発表しております。昨年自作"Wondjina"が、京都、東京、千葉、New Yorkでの発表の機会に恵まれ、それをきっかけに&Artに参加させて頂けた事を嬉しく思います。


さて、今現在は『京都オープンスタジオ』の準備に大忙しです。


元酒蔵物件をアトリエ兼住居として整備しようと思い立ってからはや10ヶ月ですが、
出身大学の非常勤の仕事は多忙で、さらに展示等の為の事務的な作業も膨大でそれに輪をかけて多忙な日々。


思うように作業は進まず、ようやく住居スペースに一応の目処をつけ、アトリエスペースの改修に取りかかっている所です。
と言っても時間ももうあまりないので、忙しさは変わりません。
仕事の方は大学で言う所の前期セメスターの間がメインなので、
やる事をこちらにしぼれると言う意味では少しは気は楽ではありますが。。


osb_miyanaga.jpg
screw_miyanaga.jpg
アトリエを改修を大々的にやろうとおもったのは、もちろんインスタレーションへの展開や、
設備の増加とレベルアップ、それにともなう自身のスキルアップ、という事を見据えて、という意味もあります。


ですがそれ以外に、学生時代を通じて、作品とリアリティーという漠然とした概念の関係について考えて来た結果でもあります。
その1つの答えとして、生活と制作の接点に作品が存在する事で生まれるのがリアリティーである、という思考を今は持っています。
そのために、『GURA』に住みつつ、制作をするという試みを始めました。


作品を作る、ということについて思うのは、それは単なるサービス業では無いと言う事です。


作りたいからつくるのだ、はもちろんの事ですが、それを一歩進めて、僕自身にとっても、人々が生きるためためにも不可欠だからつくるのだ、と信じる様にしています。芸術が必要とされるものでありたい、という願いもこめて。生活と制作の接点というのはそう言う2つのリアリティーに関するニュアンスがこもっています


アートは第一次産業で、アーティストは生産を喜びとする者だという捉え方です。僕自身は作品を作る為に、方々をビデオカメラを持って徘徊します。多くの素材を撮り、出来るだけ多くの種を集めます。それらを編集、加工する段階は、水撒きや施肥みたいなもの。それをする場所としてのアトリエは、さしずめ畑でしょうか。


いまはよろこんで食べてもらえる作物をつくるために、必死に畑を耕しているところです。


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aterier2_miyanaga.jpg
畑はその植えられる作物によって、違う作り方があると思います。


上は現在整備中の僕のアトリエスペースです。自分の制作に何が必要か、どんな導線がいるのかなど吟味しながら練り上げていってます。棚や机も、必要な大きさと機能があるものを、店を回って手に入れる労力と金銭面を考えると、作っちゃうのがベストだなあと思い基本自作です。


必要性を追っていって自分の手で作れば、そこにリアリティーが現れる、というのは、作品制作もアトリエ改修もあまり変わりません。僕にとってはアトリエ自体も作品と等価なものに思えます。


良い畑になれば良いなあと願います。今後ともどうぞ宜しくお願いします。

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この記事へのコメント

みらいのタロ吉

2010/02/07


このサイトで初めて「ウォンジナ」見ました。
普段映像作品を見ることはないのですが、この作品にはとても引き込まれたので、
ぜひ展示も見てみたいです。

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